東京2020パラリンピックが
９月５日に１３日間の
全ての競技を終え
幕を閉じた
🏅
その中に
水泳で
過去3大会含め今大会を合わせて
メダル獲得数
27個という
大記録を持つ
水泳の選手がいました
ダニエル ディアス選手
（ブラジル）
先天性の四肢奇形により
両腕と右足に障害を抱えている
しかし彼は
水泳を始めて僅か2ヶ月で
全ての泳ぎをマスターした
そんな彼は
北京・ロンドン・リオ・東京
と全ての大会で
自由形・平泳ぎ・背泳ぎ
バタフライ
リレー・メドレーリレー
全種目でメダルを獲得した
そして
今大会で引退表明していました
先日そんな彼の
特集番組を観たのです
その中でとても印象に残る事がありました。
ひとりの男の子が
彼に言った言葉
「ぼくはあなたのように
なりたい」
その子は障害を持たない
所謂健常者でした
その時ダニエルディアスが話したのは
「障害のある人が 障害の無い子の目標になる」
これって、
すごい事じゃないのかと
言ってるように感じました
そうして
「あの子は自分の障害を見ているのではなく、
忍耐や努力を見てくれた」
そのように話していました。
ダニエル選手は勿論だけど
その男の子の
「大事な事を見ている目」が
素晴らしいと思った
大人の目には
表面に見えている事実が
確かにあって
その奥にある
努力などを
見つけて
讃え拍手を送る
けれど
それがそのまま
あのひとのようになりたいと
言わせるだろうか？
子供の目は言葉は
正直で
時として残酷でもある
傷つけ痛みも与える
でも
純粋で
真っ直ぐでもある
ダニエル選手の
姿に
努力を感じ
それが
大事な事だと感じ
そして
自分もそうなりたいと
素直に言葉に出来る
その感性こそ
素晴らしくて
ダニエル選手を通して
その子の中に
芽生えた大切なもの
男の子の目に映る
ダニエル選手は
きっと
キラキラと輝いて見え
その子の目は
間違いなく
正しいものを見ていたと思う
本当にとても素敵だと思う
その子の親御さんは
普段
どんな言葉で
その子に語り掛け
どんな風景を
見せているのだろう
私はダニエルディアスさんを
そして
その男の子を
尊敬します
大事な事が自分には
見えているのか
という事を問われた
気がしています
