3月15日

2007-03-15 | Weblog
突然、ドアがノックされました。
顔をのぞかせたのは、15日程前に別れた若い女の子でした。全く予期していなかった再会です。
ちょっと薄化粧をして、少し大人びて見えました。

「やー!、やー!」「どうしたの?」と言うと、彼女はニコニコしながら、バックの中からピンクの小さな紙袋を出してきました。

「これ、ほんの気持ちなんですけどー」と。「お世話になったので」と。
これも予想外の展開です。

彼女とは、共有する時間があまり長くはなく、お世話する程のこともしていませんが、1年ほど前に1度だけ、今日と同じように突然ドアをノックして私の部屋に入ってきたことがあります。
「どうしたの?」と言うと、目を真っ赤にして泣き出しました。孤独感に襲われていたようです。特に話すでもなく、小一時間泣いていましたが、「嫌なことや泣きたいときは、いつでもおいで」と言うと、気を取り直して帰っていきました。

そんな1年前のことを、彼女は覚えていたのでしょう。
わざわざ、気持ちを届けに来てくれたのです。

ピンクの紙袋の中は、白いバラの花のキャンドルでした。



3月13日

2007-03-13 | Weblog
夕刊の一面記事、「全日空機、胴体着陸」の文字が目に飛び込んできました。

年間6回は飛行機を利用しているので、今回事故を起こしたボンバルディア機にも、2回ほど乗ったことがあります。でも、トラブルの新聞記事をよく目にするので、最近はこの機を避けていました。

時間帯が昼間で、近距離の飛行には、よくこの機種が使われているようです。
ゆっくり起きて空いている時間帯に飛行機に乗ろうとすると、この機になるのです。

だから、利用客の多い時間帯に飛ぶジェット機を利用するために、最近は早起きしたり、夕刻からの出発にしたりしています。
ただ、できるだけ夜間飛行も避けたいので、なかなか思うようにスケジュールが組めなくなって困っています。

ボンバルディア機は、もう飛ばさないで欲しいですねー

3月11日

2007-03-11 | Weblog
昨夜は雨の音がしていましたが、目覚めると雨は止み朝日もさしてきました。

ちょっと寒かったのですが、出かけました。運動不足を補うにはひたすら歩くくらいしかないからです。

街のターミナル駅は、結構人の行き来が多くなっていました。
「啓蟄」も過ぎ、人間も冬ごもりから出てきたのでしょう。もっとも今年は暖冬だったので、そんなに籠もってもいなかったのでしょうが。

天気予報では、今週は少々気温が低めのようですが、早いところでは週末に桜の開花が聞かれるかもとか。いよいよ楽しみな春ですねー。


3月10日

2007-03-10 | Weblog
 新聞のスポーツ欄が楽しくなってきました。

 かつて、野球が大好きでした。「かつて」です。特に高校野球は感情も入りました。テレビのプロ野球放送もよく見ていました。でも、昨年はテレビのナイター中継もほとんど見ませんでした。ここ数年は野球の面白さや興奮を、ちょっと忘れていた感じです。

 昨年、初めて球場でプロ野球を観戦してから、また興味が湧いてきました。高校野球も話題になったので、更に忘れていた興味が蘇ってきたのかもしれません。

 今、一番注目しているのは桑田真澄選手です。
今日の新聞では、メジャー2度目の登板で、本塁打を含む6安打3失点だったとか。彼は、野球選手としては旬を過ぎた年齢になり体力も落ちています。それを良く認識した上で、色々な意味で自分を試し、何かを学ぼうとしているように思います。文化の違う地に、過去の栄光にこだわらず、単身でチャレンジをしに行くその精神力、意欲に感服です。
英語は、巨人時代に外国選手から積極的に学んだとも聞きます。用意周到でもあるわけですね。
「失敗してもいい。大事なのはそこからどう起き上がるか」といった意味のことも言っていたように思います。

 この彼の生き方こそが、私の野球に対する興味関心を再び呼び起こすことになった本当の理由だと思います。松阪も松井もイチローも、それぞれにいいけれど、桑田選手ほどの魅力を感じさせてはくれません。桑田選手の巨人時代の真摯な投球姿も忘れられません。

 彼の生きる姿を見つめていたいと思います。

3月9日

2007-03-09 | Weblog
やはり、昨夜の寝付きはよくなかったですね。エクササイズは必要かなー。

家の前に、「88才までの女性だけのフィットネスクラブ」なる広告幕が張られた建物があります。最近できたものです。いかにも女性をターゲットにしたような淡いパープルの横断幕の広告が、このところ気になっています。何でも30分でいいとも書いてあります。

でも、建物の中が全く見えないようになっているので入りにくいのです。ちょっとやってみたいのに、どんな様子か全く見えないのはやっぱり不安です。

逆に、中で汗水流している様子を、道行く人達にジロジロ見られるというのも嫌ですねー。

う~ん、やっぱりドアをノックする勇気はないなー・・・88才までには、まだまだ時間があるのでもう少し考えましょうか。

3月8日

2007-03-08 | Weblog
昨夜はよく眠れました。
やっぱり身体を動かすことはいいことです。心地よい睡眠を誘ってくれます。

しかし、今日は一転。
朝8時45分から10時過ぎに20分ほどの休憩の後、13時から45分間のランチタイムをはさんで16時までのロング会議でした。

頭は疲れましたが、筋肉の疲労感はないですねー。はたして良い眠りが訪れるでしょうか。


3月7日

2007-03-07 | Weblog
通勤途中の車から見える桜の木が、その枝先を赤く染めてきているように思われるのですが・・・・気のせいでしょうか? 
勿論、まだ蕾のふくらみは感じられませんが。

今日は、ちょっと寒い一日でしたが、ほどよい肉体労働をしました。床のワックスがけです。
ただ、いきなりワックスを掛けるわけではなく、一度剥離剤で以前のワックスを取り除きます。ポリシャー(?)で床を磨きながら汚れも取ります。
その剥離液をすくい取ってから、水をまき、その水もすっかり拭き取ってから、1時間ほど乾かします。
それから、モップでワックスを塗っていきます。結局4時間ばかりかかったでしょうか。肩も腕も痛くなりましたが、ピカピカの床を見てニッコリです。

年に1度のこの作業ですが、年々体力の低下できつく感じるようになってきました。

3月4日

2007-03-04 | Weblog
 春本番のごとき陽気に誘われて、散歩がてら尼寺に行ってみました。お庭の鈴なりの紅梅は見事でしたし、黄色のサンシュ(?)やロウバイも、青い空に映えていました。
茅葺きの民家を移築したという庵では、お抹茶をいただきホッとしました。

一つの建物には、本金を織り込んだ佐賀錦を着た古代雛や、風俗人形も飾られていましたね。

祖父母に連れられた4才ぐらいの男の子が、外の玉砂利を歩く間中、「こんなところは嫌!。遊園地に行こう!」と大声でむずがっていたのに、このお雛様を飾っている部屋に入ると、「あかりをつけましょぼんぼりに・・・・・」と一人で最後まで独習していました。
やっぱりお雛様の力はすごいです。黙って人の心を和ませます。

大人の心を癒してくれるのは、本尊の十一面観世音菩薩像(国宝)他、いくつかの仏様達です。
私は特に信心深いという訳ではないのですが、やはり、仏教国で育った日本人ですかね。仏様のお顔は、本当に静かで深く慈悲に満ちていました。
そんな風に思えた私の心が、少々落ち込んでいたのでしょうか。