１０月２８日

今日はまた、高橋尚子さんの引退発表です。残念ですねー。

彼女を初めてみたのは、アジア大会のマラソン競技でした。灼熱の太陽の下で無心に走り続ける彼女の姿は、今も脳裏に焼き付いています。その姿は実に衝撃的でした。

シドニー後の五輪選考レースで、予想外の失速にも驚きました。
本人自身も何が起こったのかとびっくりしたのではないでしょうか？そんな雰囲気でした。
以後、どうも心と体のバランスを保てなくなったのでしょう。
勢いで早くに頂点に立ってしまった故に、心の持ちようを考える準備が出来ないままに、次々の目標に走り続けざるを得なかった結果ではないでしょうか？

「陸上人生に悔いはなし」という彼女ですが、彼女の表情の中に、一抹のすっきりしないよう感じを受けたのは私だけでしょうか？

ともあれ、人生まだ折り返し点にも達していないのです。ゆっくり自分と向き合い、自分自身で納得のいく、気持ちにそう生き方で力を発揮して欲しいですね。