あしあとーⅡ

日々のあれこれ、綴ったものが自分の足跡に

食料自給率

2008年03月09日 | 日記
今日のサンデーモーニングのテーマは日本の食物の自給率が39パーセント、その内の穀物だけで見ると28パーセントになっている。
さぁ~一大事だ!だそうだよ!
何をいまさら・・・(笑)

しかしこの所世界の食物輸出国だった国が穀物の輸出に関税を掛け始めた。
理由の一つは自国の人口が増えたため穀物が必要になり始めた事、もう一つは原油高で穀物をエタノール化する方が高く売れるようになった為だ。

今まで安いからと大量に輸入してきた小麦、大豆、とうもろこしがこの一年で急激に値段が上がってきている。小麦も4月から30パーセントの値上げを政府が認めたそうだ。
しかし値段が高くなっても食料が確保できれば良いけど、入らなくなったらどうするのだろう?
早急に自給率を上げなければ・・・。

そこでわが国の農業に目を向けてみると、これがお寒い限りだ。
米余りの余波を受けて田んぼは減反、減反で荒れ放題、小麦も大豆も余りにも価格が安いから、わが国では作る農家は居ない。
いらぬ所へザブザブと無駄なお金をつぎ込むくせに、農業へは予算を付けないでどうするんだろうと思ってきたのだが、予感は的中!

農作物は一年に一度しか収穫はできないんだからね。
一旦荒れた農地を回復するには何年もかかるって事を知っている政治家が何人いるだろうか?泥縄式では、農業は衰退するばかりだよ!
ここ何年も日本の政治が農業を見限ってきたおかげで、農家の跡取りをしようという若者なんてどこにもいないんだよ。

遠くの国からわざわざ運賃をかけて運んでくる食物を食べなくても、補助金をつけてでもわが国で作れる食物で自給を目指さ無ければ、日本は食の戦いで敗れるよ!
今中国がこの戦略をとれば、日本はパニックが起きるだろうな。

そこで今日のコメンテーターの仰るには、
「消費者が生活を見直せ」
「米を食え」しかないんだってよ

コメンテーターの大学教授曰く
アメリカがもう何年も前に肥満で健康を害する人が多いので、どんな食生活をすればいいかと研究した結果、出た結論が日本の昔の食事、米を主として雑穀を入れた主食に野菜と海草と小魚という献立、これが発表されてアメリカで寿司ブームが来たのだそうだ
以来世界でもてはやされている寿司だけど、生まれ故郷の日本では・・・

今田舎の方では「地産地消」を合言葉に、出来るだけ地元で取れた野菜を食べようという運動が、かなり定着してきて、スーパーなどでも地元の生鮮野菜コーナーが設けてある店を見かけるようになった。
私も少しは野菜を作っているけど、足りない物はこういうお店や朝市を利用している。
少し形は悪いけど、新鮮だし流通コストが掛からない分値段も安いし・・・。

荒れ果てた農地を何とか利用する方法は無いものだろうか?

何年も耕作されずにいる田んぼに木が生えているのを見るにつけ、こう嘆かずにはいられない。