筋膜リリース研究所.blog

カラダの歪みを整える筋膜リリースと人体イラストなどの雑記帳

上背部のツボのイラスト

2023-05-26 13:40:05 | イラスト習作

 今回は、上背部のツボのイラストを描いてみました。

 

 先週のブログでは、首と腰のツボのイラストだったので今度は背中の肩甲骨の付近のツボを描きました。

 

 下絵は、また1918年版のグレイの解剖学のイラストになります。

下絵に上書きにすると時間がかからないし、なんか立体感があるような感じなのでもう少し他の部位も描いてみようかなと思います。

 

 今回のイラストは、腕を横に広げた状態の背中の筋肉の下絵に督脈(とうみゃく)と膀胱経(ぼうこうけい)のツボを描いてます。

 

 右側の菱形筋と肩甲挙筋を赤色にして、左側の僧帽筋を黄色に色付けしています。

そして、背骨の棘突起のところに番号を書いて、督脈のツボを黒丸にして膀胱経のツボを青丸にしました。

 

 督脈のツボの大椎(だいつい)と至陽(しよう)と筋縮(きんしゅく)を文字入力してます。

 

 大椎は、頚椎7番と胸椎1番の間なので首と背中の境目のツボになります。

至陽は、胸椎の7番と8番の間のツボなので肩甲骨の下側の位置を同じ位置になります。

 

 このイラストでは、腕を横に広げているので肩甲骨の位置が少し下側に下がっています。

 

 肩こりの人で背中側が凝る人は、大椎から至陽の肩甲骨の間の筋肉をテニスボールなどでコロコロ圧迫すると良いです。

 

 背中の筋肉は、何層にも重なっているのでセルフケアで行うときはボールを床や壁と背中の間に挟んでゆっくりと圧迫するように刺激した方が効果的です。

 


臨床からみたツボの検討という本を読みました。

2023-05-24 16:42:12 | グッズ・商品

 今回は、臨床からみたツボの検討という本を読んだので紹介します。

 

 本のレビューと言うよりも読んだことの備忘録という感じになってます。

 

 ブログにツボのイラストを描くのにときどき参考のために本を買うのですが、読まずに置いていたのを読んでみました。

 

 ツボの本だから古さはあまり関係ないけど、はじめにのところに1990年と書いてありました。

33年前の内容ということだけど本のタイトルのツボの検討ということなので参考になりました。

 

 4人の著者の講習内容が本になっていて、全体で67ページなので短い講習が4本分の薄い本です。

 

 講演タイトルは、「古典の立場から」と「解剖学の立場から」と「体の動きからみたツボ」と「特効穴の立場から」になっていました。

 

 短い講習の内容が4種類になるけどなかなか興味深い内容でした。

特に「体の動きからみたツボ」の講習は、他の3つの内容と違って体の動きとツボの関係を説明しているので参考になりました。

 

 施術をするときに使うツボはだいたい同じになってくるので、たまに他の人の方法を参考にして新しいツボを使ってみるのも新たな発見になるときがあります。

 


腰のコリに効くツボのイラスト

2023-05-17 16:28:08 | 指圧マッサージ

 今回は、腰のコリに効くツボのイラストを描いてみました。

 

 前回のブログにアップしたイラストが首肩コリに効くツボのイラストだったので、今回は背中の方にまわって腰のツボにしました。

 

 この頃、1918年版のグレイの解剖学のイラストを下絵にしてイラストを描いています。

頭の方から下がってきていて、肩甲骨まわりのツボにしようかなと思いましたが腰痛の方がよくある症状なので今回は腰にしてます。

 

 今回のイラストは、背中の筋肉のイラストを下絵にしてTシャツをめくったと仮定して、腰の左側の深部にある腰方形筋と多裂筋を赤色で色付けしています。

そして、右側に腎兪(じんゆ)と大腸兪(だいちょうゆ)の位置を青丸で示してみました。

 

 半年ぐらい前にも腰のツボのイラストを描いてブログにアップしてますが、腎兪と大腸兪は代表的なツボになります。

 

 腰をほぐすときに施術でよく使うツボなので、セルフケアでこの辺かなと自分で圧してみるのも気持ちが良いと思います。

 


首肩コリに効くツボのイラスト

2023-05-16 13:51:02 | 指圧マッサージ

 今回は、首肩コリに効くツボのイラストを描いてみました。

 

 この頃、グレイの解剖学の1918年版のパブリックドメインになっているイラストを下絵にして、解剖学の復習をかねて上から色付けをしています。

 

 2回ほど頭蓋骨のイラストだったので、少し下にさがって首肩の筋肉にしてみました。

筋肉だけだとさっぱりしているので、首肩凝りに効くツボを3個入れています。

 

 首肩凝りに関係した筋肉で大きい筋肉は、僧帽筋と胸鎖乳突筋になります。

 

 筋肉の緊張に左右差があったり、両方とも凝っている場合もありますが3個のツボの左右6カ所を軽く圧してみてツボの反応を調べます。

 

 ツボを押さえて圧痛があるということは、筋肉が緊張しているということになります。

気持ちが良いと感じる程度の力でツボをほぐしていくと血行が良くなって、首と肩の筋肉がリラックスしていきます。

 

 今回のイラストは、首肩コリに効く3つのツボのイラストです。

ツボは、左右対称にあるので反対側と合わせて合計で6カ所になります。

 

 このブログで以前に説明している、天容(てんよう)と天窓(てんそう)と肩井(けんせい)というツボです。

 

 当院の施術では、坐位でツボの緊張や圧痛を調べてから、側臥位のときにツボを刺激して胸鎖乳突筋と僧帽筋を弛めています。

 

 坐位で調べるというのは、座った状態の人の後側から両手で6カ所のツボをチェックすることです。

 

 側臥位(そくがい)というのは、横向きに寝ている状態です。

横向きで寝ると首の横側が上を向くので、胸鎖乳突筋にある2つのツボに刺激がしやすくなります。

 

 そして、肩にある肩井というツボも横向きで寝た方が上部の僧帽筋がリラックスしてギューッとツボに響かせることができます。

 


頬骨の位置をイラストで前から確認

2023-05-12 13:58:21 | イラスト習作

 今回は、前回の続きで頬骨の位置をイラストで前から確認しました。

 

 前回のブログでは、頬骨の位置をイラストで横顔方向から確認していたので今度は前側からイラストを描いてみました。

 

 イラストを描くというよりも、グレイの解剖学のイラストを少し加工しているだけだけど、自分でラインを引いて色付けすると骨の位置のイメージがしやすくなります。

 

 施術をするときにビジュアルイメージがしっかりしていると、手や指を素早く対象の骨にコンタクト出来るからです。

 

 色付きの頭蓋骨の模型を使ってクレニオテクニックを練習するのも良いけど、自分でスケッチをすると細かい骨のつなぎ目の縫合などがイメージとして頭の中に残ります。

 

 ブログでは、似たような骨格や筋肉のイラストを何回も描いているけど頭に残っているイメージが薄くなるので上書きしている感じです。

 

 今回のイラストは、頬骨の位置をイラストで前側から色付けして描いています。

前回は、頭の骨を色付けしてたので今回は顔の骨を色付けしてみました。

 

 頬骨と上顎骨と鼻骨と下顎骨に色付けしてます。

頭の骨と眼窩の中にある細かい骨の色付けは省略しています。

 

 頬骨が前側に膨らむと鼻が低く見えて横側に膨らむと顔が広く見えるので、下顎の骨と一緒で顔の印象を左右する部分になります。

 

 前回のブログでは、片方の歯で噛む癖があると片側の頬骨が膨らむと説明しましたが、ストレスで噛み締めが強いと両側とも膨らむことがあるので注意が必要ですね。