BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

発 掘

2011年10月12日 | 古本
 ①「医者 井戸を掘る」 著者 中村 哲  石風社  定価1800円+税
  ( 2001年12月20日 初版第6刷発行 )
 いつも不思議に思うが外務省や政治家は、なぜ中村さんから話を訊こうとしない
のか。それは中村さんたちの活動が、利権を生まないからだろう。簡単な話だ。
 「涸れる井戸を掘る」として蓮岡 修さんの現地活動報告も収められている。

 ②「カヌー犬・ガク」 著者 野田 知佑 小学館文庫 定価438円+税
  ( 1998年7月1日 第5刷発行 )
 野田さんのカヌー犬・ガクの話だけを集めた〔ガク追悼文庫〕。
 '94年ガクと北海道の歴舟川をTVの仕事で下ったと書いてあるが、その時TV
クルーとしてアタシもそこにいた。だがどうにもアタシにガクがいた記憶がない。
20才を過ぎたころ、道を歩いて犬にヒザをガブリと咬まれた。その時以来犬が苦手
になったせいか。

 ③「ナンシー関の ボン研究所」著者 ナンシー関 角川文庫 定価476円+税
  ( 平成15年6月25日 初版発行 )
 こうして埋もれているナンシー本が発掘される。結局売れていたからでアタシは
ありがたい。本当に惜しい。2002年6月12日逝去。

 ④「からだのままに」 著者 南木 佳士  文春文庫 定価495円+税
  ( 2010年1月10日 第1刷 )
 なんどか繰り返している話を、繰り返して読んでもちっとも苦痛にならないのが
南木さんのエッセイだ。

 ⑤「かまちの海」 著者 山田 千鶴子  文春文庫 定価552円+税
  ( 2004年3月10日 第1刷 )
 〔山田 かまち〕が、母親の山田 千鶴子さんによって書かれた。あるていど死の
その日の状況が明らかにされた。それにしてもかえすがえす惜しい才能を私たちは
失ったのだ。

 ⑥「それでもドキュメンタリーは嘘をつく」 著者 森 達也 角川文庫
  ( 定価552円+税 平成20年9月25日 初版発行 )
 草思社から2005年3月に単行で出た「ドキュメンタリーは嘘をつく」に、
加筆修正し改題文庫化したもの。年に一度くらい読み返し自己検証すべき本。

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