BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

身 の 丈

2010年04月21日 | 古本
 南木 佳士さんの本はなかなか手に入らない。半額系だろうと均一棚だろうと「ダイ
ヤモンドダスト」や「医学生」などを除いてはいくら探しても見あたらない。
 文庫作戦にしてようやく棚にぽつんと孤立して1冊在ったのが、前々から読みたか
った「阿弥陀堂だより」だ。
 いいなぁ~南木さん、人間としての身の丈に合った話と文体が優しい。自分の悪しき
性格が矯正される(笑)おもいだ。南木さんの小説を読みおえると、どれも静かにしみ
じみとした余韻にしたれるのだ。

 「阿弥陀堂だより」 著者 南木 佳士  文春文庫  定価505円+税
  ( 2002年8月10日 第1刷 ) ※単行本 1995年6月 文藝春秋刊

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