BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

11年後の卒業

2014年06月02日 | 古本
 60年代後半に公開された映画「卒業」の11年後(1974年)という設定の後日談
続編小説だ。それが2007年に「HOME SCHOOL」という原題で出版された。
しかしこれを読むと1963年に発表された小説「卒業」から44年を経て、なぜ11年
後の設定でいまごろの出版かという理由と、多分売れないだろうという予測はつく。
だってあの教会から花嫁をかっさらった映画の直後の話ならともかく、10年以上も経った
あの2人の生活のはなしなんて、読まずとも分るってもんだ(笑)
 それも全くカルトかって言うくらいヘンテコリンで、〔イカレテル〕小説だからだ。
女々しく邦題は『「卒業」Part2』なんちゃって、面白くないたらありやしない。
映画の続編が無かったのが幸いだった。

 『「卒業」Part2』 著者 チャールズ・ウェップ  訳 羽田 詩津子 
( 定価1524円+税  白夜書房  2008年9月30日 初版第1刷発行 )
 ※ 欧米で話題沸騰、大絶賛!とオビにあるが、まったくオビにも程がある。

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