BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

コクテイル

2021年05月29日 | 古本
わずか8坪の店舗面積から古本屋を開業した。まるで居酒屋「つぼ八」だ。始めるのは小さくてもいい。その分キズも浅い。
国立駅から2キロ、条件としては良くない。家賃は9万円、ガラクタな店舗だったが自分と彼女とでなんとか恰好をつけた。
その後に酒場も併設、ほぼ3年を過ぎ、高円寺に安い物件を探しあて移転。1階が4坪、2回が住居用6畳間。その後にまた
2004年、別な〔あずま商店街〕へと移転、酒場と古本と言うスタイルは変えなかった。2008年にこの本が出たのだから
4年は続いただろう。その後にどうなったがは分からない。ネットで調べると分かるだろうが、あくまでも手元にある本だけの
話しだし。
いまでは古本と酒場は珍しくない。札幌にもビール類を出すところへ行ったことが有る。ただ古本を買うだけでは済まない気が
して、結局ビールなど飲むと結構高い古本になる。そこには二度と近づいていない(笑) その店も移転したと聞いた。再開発で
ビルの取り壊しになったとか。古本と古機材と酒場、50坪から80坪くらいな家賃格安物件があるなら、アタシだっていつでも
移転しそこで再起したい。ただすぐに身体を壊し、そんな馬力はもうない。
 「高円寺古本酒場ものがたり」 著者 狩野 俊  晶文社 定価1900円+税
  ( 2008年8月8日 初版 )

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