BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

生きてるって

2015年03月09日 | 新 刊
 春の陽射しが気を大きくさせた。久し振りの新刊書店だったし、なによりお使い賃で戴い
た大枚の図書券と、500円のバラ券が2枚在った。スーパーにある買い物カートまでとは
言わないが、アタシは初めてカゴを借りた。あれこれと選んで棚を移動している間に、迷い
見失いそうになったせいもある。
 基本原則を決めていた。普段はほとんど印税貢献していない作家さんと、待っていても
なかなか古本屋さんに出回らない作家さんと、いますぐにでも読みたい作家さんだけと縛り
をつけた。単行本6冊、写真集が1冊、〆ると計14,364円。予算はオーバーしたが
この際は仕方ないのだ。思いがけず〔友川 カズキ〕さんのホヤホヤの新刊も在ったりして。
 編集者の手入れはあったとしても、独白がそのまま文章として成立している。すごい才能
だこと。
 歌手・詩人・画家・競輪愛好家・宴会師。そのどれもを覚悟しているのだ。
 「友川カズキ独白録」 著者 友川 カズキ  白水社 定価1900円+税
  ( 2015年2月10日 発行 )