BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

辟 易

2011年10月24日 | 古本
 今度は秋の風情狙いで、道南地方へ辺境無人駅舎の旅にでる。北端に行くほどの
距離はないが、風まかせのひとり旅。南かやべの〔中空土偶〕(国宝・函館市)も
見たいのだが、なんしろ行き当たりばったりだからどうなるか。果たしてこの時期
車中泊は可能なのか、まだ氷点下ではないのだから凍死はあるまい。(笑)以前に
書いた〔糠南〕駅近く熊が出たと新聞に載っていたが、いくら何でもあそこほどの
辺境でもないだろう。
 先週は仕事をしていたから、本読みもそう進まない。この本は仕事前に読み終えて
いた作品。なんだかなぁ、文章がエラそうでヘキエキした。形容も修飾語も大袈裟
で陳腐。何度も投げようと思ったが、結局読んじまった。うむーと、溜息ひとつ。

 「アジアの路上で溜息ひとつ」 著者 前川 健一  講談社文庫 定価680円
  ( 1996年12月3日 第8刷発行 )