[ 旅をすることの唯一の気遣いとして . . . ]
旅をすることの唯一の気遣いとして
華麗で不確かなインドを越えてだが
—この挨拶が願うものとは、時の
使者、岬を君の船尾が追い越している
そのとき小型帆船とともに低く沈み込んでいる
ある帆桁の上で
飛び跳ねて常に泡を吹いていたのは
新しい知らせをする一羽の鳥
それは単調に叫んでいた
蛇柄が変わらないにしても
ある役に立たない方位を
絶望と宝石の夜を、
青ざめたヴァスコの微笑みまで
反映されたその歌によって。
旅をすることの唯一の気遣いとして
華麗で不確かなインドを越えてだが
—この挨拶が願うものとは、時の
使者、岬を君の船尾が追い越している
そのとき小型帆船とともに低く沈み込んでいる
ある帆桁の上で
飛び跳ねて常に泡を吹いていたのは
新しい知らせをする一羽の鳥
それは単調に叫んでいた
蛇柄が変わらないにしても
ある役に立たない方位を
絶望と宝石の夜を、
青ざめたヴァスコの微笑みまで
反映されたその歌によって。