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「釜石の奇跡」kamaishi miracle

2017年09月03日 | 癒し 浄化 自分お助けアイテム

No miracle that 99.8% of the schoolkids survived.

「釜石の奇跡」ダイジェスト


画像 @動画より

【用語解説】釜石の奇跡

平成23年3月11日に発生した東日本大震災の際、

岩手県釜石市の小中学生ほぼ全員約3千人が防災教育の成果を生かし、津波から避難した。

片田教授の指導による避難3原則

「想定を信じるな、状況下で最善を尽くせ、率先避難者たれ」が知られる。

海外でも「カマイシ・ミラクル」と呼ばれている。

 


 

小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない
「想定外」を生き抜く力

片田敏孝 (群馬大学大学院教授)

英訳版
No miracle that 99.8% of the schoolkids survived.
How the children of Kamaishi got through the tsunami.

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2003年に、私は三陸地方の住民の防災意識を調査した。

全国的に見ればこのエリアの住民の津波に対する防災意識は高いとはいえ、私は危うさを感じた。

それは、行政による災害対策や堤防などの社会資本が充実してくるほど、

人間の意識が減退するという矛盾をはらんでいたからだった。

住民はいつの間にか、津波警報が発令されても、

結果として「到来した津波は数十センチ」という繰り返しに慣れてしまい、

「本当に津波が来たときには、指示された避難所に行けばよい」と思う人が多くなり、

さらには「それでも、堤防があるから大丈夫」という油断が生まれていた。

私は、三陸地方の自治体に、共に防災教育に取り組むことを打診した。

(中略)三陸地方には100年程度の周期で津波が定期的に来襲する。……

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知識と実践を組み合わせたのは、災害文化の醸成が目的だったからだ。

どれだけ知識を植えつけても、時間がたてば人間はその記憶を失ってしまう。

いざというときに無意識に行動できるようになるには、

実践によって知識を定着させることが必要だ。

(中略)

最後は、自分で状況を判断し、行動することの大切さを伝えたかった。

そうは言っても、子どもたちには不安が残る。

だから、どんな津波が来ても助かる方法があると伝えた。

それが逃げることだ。

もう一つは、自分の命に責任を持つことだ。

三陸地方には、「津波てんでんこ」という昔話が伝えられている。

(中略)

私はそこから一歩踏み込み、子どもに対しては

「これだけ訓練・準備をしたので、自分は絶対に逃げると親に伝えなさい」と話した。

親に対しては子どもの心配をするなと言っても無理なので、

むしろ、「子どもを信頼して、まずは逃げてほしい」と伝えた。

どれだけハードを整備しても、その想定を超える災害は起きうる。

最後に頼れるのは、一人ひとりが持つ社会対応力であり、それは教育によって高めることができる。……

 


 

未来授業~明日の日本人たちへ
片田敏孝さん~“津波てんでんこ”-生き抜くための防災教育

FM TOKYO「未来授業」2016年3月14日(月)~3月17日(木)放送より

2016年05月20日

  釜石で防災教育をはじめたきっかけ  

釜石の鵜住居(うのすまい)小学校へ行ったとき、校庭に遊んでいる子どもたちに、

「ねえ、ここは昔から何度も津波がきているよね、知っている?」と聞いたら、

子どもたちはみんな「知っているよ」と答えるのです。

「では、君はどこに逃げるの?」と聞いたら、なんの躊躇もなく

「逃げないよ。だって立派な堤防ができたじゃん」というのです。

 ですから、「もし大きい津波がきたらどうするの?」と子どもたちに聞いたら、

しばらく考え込んでいて、次に出た言葉が

「だって僕んち、じいちゃん逃げないよ。お父さんだって逃げないもん」というものでした。

その子に「逃げない」と選択させたのは、地域の大人たちだったのです。

(中略)

そして、そこから子どもたちの防災教育にも力を入れはじめ、

同時に、それを地域の方々に訴えていったのです。……


  お互いの命を想いあう防災のありよう"大都市圏の帰宅困難者問題"にも通じる  

津波てんでんこ

これは津波のことだけのように聞こえますが、

この考え方は大都市圏の帰宅困難者問題でも参考になります。

(中略)

伝えるべきは、

「お父さんは都心でこうして生き抜いているのだ。おまえたちも、自分の命をしっかり守り抜くのだ」

ということです。

(中略)

そういう意味で、「津波てんでんこ」は必ずしも津波だけの話ではなく、

お互いの命を想いあう防災のありようを教えているのです。……

 

  本当の意味での“風化”  

僕の母親は女学生のころ、夜になるとB-29の空襲があり、

焼夷弾をくぐって逃げて怖かったという話や、

防空壕に逃げ込んで爆撃の振動におびえた夜の話などをよくしてくれました。

でも僕自身は、これっぽっちも現実感を持って聞くことができなかったのです。

(中略)

たった15年前でも、経験していない僕には伝わらなかったということ。

そう考えると、経験していないことを1世代でも語り継ぐことがいかに難しいかがわかります。……

・ ・ ・ ・ ・

「語り継ぐのではない。今日からやり続けなさい。

 そして、この地に住む以上は、揺れたら当たり前のように逃げるということ。

 それを語り続けるのではなく、やり続けるのだ

・ ・ ・ ・ ・

「語り継ぐ」といまはよくいわれます。それは大事だと僕も思います。 

しかし、たった1世代でも現実感を持ってまたげないのです。

津波や大きな災害が100年間隔で訪れるとすると、

「自分・お父さん・おじいちゃん・ひいおじいちゃんの時代にあったらしいよ」

というイメージになります。

1世代もまたげやしないのに、3~4世代またいで、

本当にいまの僕らの思いが後世にそのまま伝わるのでしょうか?

僕は無理だと思います。

「語り継ぐ」のではないのです。

日々日常の行動として習慣化すること、

それを社会の常識にすること、

その下で次の世代を育むこと、 

それが本当の意味で次の世代に伝えるということだろうと思うのです。

そうすると、次の世代はそれを常識とするようになります。

つまり、(中略)

語るに及ばないほど地域に定着すること、文化になること。

実は、これが本当の意味での「風化」なのです。……

 


 

【東日本大震災】
尾木直樹VS片田敏孝対談 「釜石の奇跡が変えたもの~生きる力を求めて」

 

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尾木 子供たちは「地震と同時に逃げるというスイッチが入った」と言ってました。
   教育のポイントは何でしたか。

片田 「逃げましょう」「ハーイ」では絶対子供は逃げません。
   「逃げます」というまでとことん対話しました。
   私が「逃げずにお母さんを待ってたら、
   地震後の危険な中を何があっても迎えに来るぞ」と言いますと、
   子供たちはお母さんに起こることを想像し、目に涙をため考え始め、
   最後に「僕、逃げるもん」というようになります。

尾木 「津波てんでんこ」ですね。

片田 一人一人が「地震即避難」を実践すれば皆が助かる。
   はじめの頃は、子供たちから「自分だけ逃げるなんて」という声が上がりました。

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尾木 日本の教育は自己犠牲を尊ぶので、そうなります。
   本来自分を大事にしない人が他人を助けられません。
   津波では自己犠牲では共倒れになりますから、きれいごとですまない切実な問題ですね。

片田 「自分だけ逃げるなんて」といった子は自分は死ぬと思っていないわけです。
   行動心理まで踏み込まないと避難行動につながりません。
   例えば、非常ベルが鳴っても人は逃げません。
   「逃げない」と明確に決めているわけでなく、「逃げる」と決められないからです。
   子供たちに言ったのは
   「君が率先して逃げたら皆の命を助けられるぞ。自分が生きてこそ他人も助けられる」と。
   実際に多くの子供たちが実践してくれました。……

 



関連リンク

“津波てんでんこ”釜石の奇跡はかくて起こった_『致知』8月号より
 2011年07月25日

The miracle of Kamaishi

教訓ノート2-3

ジャンル:
東日本大震災
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