New F'Track

★このブログは、私の長年の夢を叶える過程を記録してきましたが、
2007年5月末に思いを実現する事ができました。

具体例

2010年05月10日 00時41分33秒 | LOFT レイアウト
その難問を解き明かす一番良い手立ては、具体例を頭に描き、それを実現するにはどのようにすべきかを検証してみる事だと思います。

例に挙がっている図は、一番一般的な2重エンドレスレイアウトの様子を示しています。
ここで外周線を走っている列車と、内周線を走っている列車の入れ替えを 手で線路から車両を持ち上げずに 実際に線路上を運行しながら実現できたら 面白いと思いませんか?

これからその時間の流れを図に表して並べます。
内周エンドレスには赤列車が、外周エンドレスには青列車が走っているのですが、内周エンドレスに繋がっているどちらかの待避線にも、その部分のキャブ切り替えスイッチを使って内周エンドレスと同じ電気を流します。そして本線側から待避線側にポイントを切り替えると、赤列車は待避線の中に進む事ができ、その位置でキャブ1のボリュームを絞って停車させます。

次に外周エンドレスと、内周エンドレスに キャブ2のパワーパックの電流を、キャブスイッチを切り替え、渡り線のポイントを切り替えると 青列車は内周線に進む事ができます。そして内周線を青列車は半回りほどして、空いている待避線に収め、キャブ2のボリュームを絞って停車させます。
すると、内周線は電気的に空いた状態になるので、キャブ1のパワパックから内周エンドレスに電流を流すと、赤列車は再び内周エンドレスに進む事が出来るので、半周している間に外周エンドレスの電流もキャブ2に切り替え、渡り線のポイントを切り替えておくと赤列車が外周エンドレスに進む事ができます。
これで赤列車と、青列車の居場所が入れ替わったので所期の目的は達したと言う事です。

言葉で説明すると、大変まどろっこしい事になるのですが、操作が慣れてくるとデジタルコントロールに勝るとも劣らない運転が楽しめるようになります。但し各ポイントは電動が欲しい所です。F'Trackのロフトレイアウトでも 始めはその煩雑な操作を心配していましたが、少しなれると 意のままにコントロールできるようになりました。
最もレイアウトの運転は複雑であればあるほど、あきがこないのかもしれません。


ここでこのシステムの鍵は、キャブ1が赤列車を、キャブ2が青列車をコントロールしているかのように振舞う事です。あたかもそれぞれの運転台(キャブ)に居るように。と言う事で このような運転方法をキャブコントロールと言うようになったのでしょう。
ここで解説した内容は、このシステムに馴染みやすいような流れで書いたので、実際にはもっとスマートな方法が幾通りか考えれれるでしょう。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ここまで来て初めて解りました。 (花咲爺さん)
2010-05-10 08:45:27
F'Trackさん お早うございます。

ここまで来て、初めてキャブコントロールの意味が理解できました。今回の図解はとても解り易かったです。
先生にこんな事を言っては失礼ですが、講座の初めにこの図が出てきて、その後細部の解説があるほうが、私の脳の働きに合っています。
しかしこの講座は、まだ沢山の方がご覧になっていたり、今後ご覧になることでしょうから、今の順序の方が正解かもしれません。

さて私のお座敷レイアウトですが、一応お座敷レイアウトとしては「自分で描いた最終の姿」に見かけ上はなりました。あとは絶縁ジョイントを各所につける予定です。
ポイントは手前側は全て手動で、唯一手の届きにくい向こう側の1箇所が電動です。
キャブコントロールの醍醐味を味わうには全て電動がいいことは判りますがボツボツとやる予定です。
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Re: ここまで来て初めて解りました。 (F'Track)
2010-05-10 09:38:48
花咲爺さん、おはようございます。

散々回りくどい事を言ってすみませんでした。私がそうであったように、まず全体の配線図と列車の動きが解説されていると、その事ばっかりに頭が行き、どのようにしたら最も自分の意思に合ったセクション別けができるかを考える余地を持つ事が出来ませんでした。
キャブコントロールは、何といってもそのセクション別けの是非で その性能が決まります。



実は花咲爺さんには大変申し訳なかったのですが、前回のパワーパックの製作と、今回のキャブコントロールの解説をこのブログに載せた理由は、「自分の考えを、いかにして他人様に正確に伝達できるか」の自分に対するテストをする為でした。そして今回それがやっと合格できたようです。花咲爺さんを、決して試験台にしたつもりはなかったのですが、結果的にそのようになってしまったようで 心苦しく思っています。

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