久商68回 くつろぎの部屋

昭和41年3月3日卒業式 諏訪野町校舎から巣立って
58年!我々68回生も喜寿を迎えます。

「久商野球部OBブログ」より

2016-11-21 | 久商便り

ぜひ一度見に来てください

2016-11-19 07:49:55 | OB会
 
福岡県筑後地区1年生大会の準々決勝で、久留米商は祐誠に3―4で敗れた。シーズンの区切りがつき、体作りの季節が訪れた。1年生大会で下位から打順を上げ、最後は4番を打った外野手の岩永興享は「中学時代と違い、走る量が違います」と汗をぬぐった。

 今月上旬のある日。小1時間の両翼ポール間インターバル走を終え、丸太を両腕で前に差し出しながらの80メートルダッシュを10本。T字方向変換走と続いた。九州の長い日も暮れて肌寒い。グラウンド整備のトンボを振ってスイングを強化し、バットに持ち替えて連続素振り30回を10セット――。
 丸太ダッシュの丸太は直径15センチ、長さ60センチ、重さ4キロほど。当然、腕は振れない。「足の回転だけで走ることになって、きついです」と岩永。太もも裏、ふくらはぎに負荷がかかる。
 トンボの素振りには、スイングするための腕力と握力は実際に振って鍛えるとの発想がある。「このあたりにきます」と、岩永は前腕をさすった。「体も大きくして、スイングを速くしたいです」
 ともに他校を参考にしたトレーニングだが、ただのまねに終わってはいけない。「何のために」「どこを鍛える」といったことが頭にないと、効果は薄い。
 しんどい日々に飽きないよう、綱引きやタイヤ引きなどメニューは多彩になって目先が変わる。新しもの好きの八谷賢一監督は今年、水を入れて使う大きなバッグのようなトレーニング用具を採り入れた。

 11月はまだ週末にボールを使う。各メニューの距離や量はどんどん増え、12月になれば、ボールに触れない。かつてはこの時期、実戦練習も入れていたが、6年前から体力強化に徹してみると、九州大会優勝など結果につながったという。

 ひと冬を過ごして高める体力は、公立も私学も同程度だと八谷監督は考えている。問題は4月の新学期以降。練習量に差がついて、公立の選手の体力が落ちていくのが実情だという。「上げた体力を春以降も維持する。あるいはプラスアルファできるのが強いチームです」。つらい今日一日を積み重ねて、できるだけ底を上げておきたい。
コメント
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