久商68回 くつろぎの部屋

昭和41年3月3日卒業式 諏訪野町校舎から巣立って
58年!我々68回生も喜寿を迎えます。

川順君の校長への提言

2006-11-12 | Weblog
役目の終わった組織
昭和42年中学校の同級生が寮に大学の簿記の試験があるので教えてくれとやって来ました。
その時、大学は簿記論を教える所で商業学校は帳簿の付け方を教える所だと思いました。
この頃、普通高校は予備校化していると言われていました。学校は良き社会人を育てる所予備校は不足する学力を補う所であれば良かったのですが、東大を頂点として良い大学に何人合格するかが良い学校の評価になり、いまに続いています。
実業高校の役割、目的は何かと考えた時、
大学受験生を育てなければ学校が存続しないのであればその使命は終わっていると思います。その組織を延命しようとするのはその組織に携わる人の組織維持運動(居場所探し)であり、役所の中に不要になった組織を残し税金の無駄ずかいをするのと同じです。民間企業であれば使命を失った企業は消滅します。
 社会が必要としている人材に学校教育が対応できているとは思いません。今、社会が求めている人材をどうやったら育てられるのか教師、自ら考えないと行けないと思う。教師が親に媚びたり、文部科学省のカリキュラム通り授業して私は悪くないと言っても程度の悪い知識の缶詰人間はできるだけで知識を生かせる人間は育たない。
 オセアニア・アジア諸国から留学生を受け入れそれぞれの国と日本の文化、法制度、社会通念を教え第一線で働いている人を講師にむかえ卒業したらすぐに世界の流通の第一線で働ける人材を育成する。こんなのはどうでしょうか?
 コンピューターの時代、商業学校=算盤のイメージでは、これから先商業学校でイメージするのはなんになるのでしょうか。
 大学予備校は普通高校に任せましょう。

2006年11月10日
                   川上順市
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする