風に吹かれて行こう

お米の便りを、写真でもっとわかりやすく!

14年前4月 この春の写真とコメントを追加してみました 

2022-04-14 | お米の便り

 4月9日、良い天気となりました。気温も平年値に比べるとずいぶん高いものになっていると思われます。ずいぶん強い風が吹き、「ぼあぼあ」した感じです。「ぼあぼあ」は「ぼやぼや」とも言ったりしますが、標準語でどう表現したらよいものか、うまい言葉が見つかりません。ただ、ヘンに上気して、自分の思考能力が低下しているような気のする一日となっています。

 春霞? 今日は花粉がひどい。

 4月は新しい年度の始まり。お米作りが実質的に始まるのも、この4月からです。

 6日、種もみを水に浸しました。種もみというのは、籾殻に包まれたままの玄米のことを言います。この作業が和賀屋では第一番目に行われるものです。それからきょうまで数日のうちに、地域の風景は少し変わりだしました。というのも、それぞれの農家の周囲に建てられている育苗ハウスが、それまで骨組みだけだったものに、ビニールが被せられ出したからです。そのことによって、これまであちこちお互いに、家の一部や全部が見えていたりしたのが、見えなくなりました。この時期図らずも、ビニールハウスが目隠しの役割を果たすこととなったのでした。

 12日にかぶせました。

 

 実際に目にされたことのある方も多いと思いますが、ビニールハウスは板に乗ったかまぼこのような形状です。間口が3間、奥行きが10間のものが標準的なサイズで、30坪、約100㎡の広さです。中央部はもちろんのこと、両肩(両側)の部分でも、大人の人が頭をぶつけずにどうにか立っていられるような高さになっています。農家ごとに耕作している面積が違い、それによって必要となる苗(箱)の数も違うので、こうしたハウスを複数建てている家もあれば、もう一段広い間口のものを建てたり、間口はそのままで、奥行きを長くしたりしている家もあります。その育苗ハウスのビニールが、いまあちこちで被せられているということです。

 これは5月下旬、末頃までそのままですが、同じ秋田県でも、中央、県南の沿岸地域ともなれば、5月の10日、あるいは中頃までで、それがすぎれば取り外されてしまうものが大半だと思われます。この違いがどこから来るのかといえば、それは田植え時期の違いであり、育苗の開始と終わりの時期の違いとも言えます。実際の育苗期間そのものは約一ヶ月間で、ほぼ同じです。田植えが終わったように見えてもまだビニールが被さっているハウスは、その後おそらく野菜などの栽培が行われるためでしょう。まれにそのつもりもないのにずっと被さったままのものもあったりします。てきぱきと仕事を片付けるのが得意でない、はい、いま、発送時間が目前に迫っているのに、パソコンに向かってあせっている農家でもそんなふうです。

 

 さて、育苗ハウスの準備はそんなところでして、一方、種の方はと言いますと、種もみを目の細かい網袋に小分けして、たっぷりと水の入った水槽に浸けておきます。期間は10日間前後、途中で何度か水を入れ替えます。水は通常、水道水を使います。

 今年はその初日、真水ではなく、酢を混ぜた水に浸けました。育苗中の病気予防に効果あり、と聞いたからです。病気にかかっても平気というのではなく、病気にかからないような稲にするための一方法として、酢も効果がありそうだというのが、より正確な言い方だと思います。酢はヒトにも良い、と言われていますから、酢の成分が稲の体のためにも良いということなんでしょう。

 

 でも、いきなり、酢の入った水へ…。種にとってはいったいどんな感じがするものなのか。もし種がしゃべることができたら、きっと大騒ぎで、不満を抑えるのに大変だったんじゃないかと思います。いくら良いことだと言っても、自分はやらずに相手に強制したら、相手からすれば、いい迷惑以外の何ものでもありませんよね(苦笑)。酢水に入っていたのは、約1日。翌朝、水を入れ替えて、再び水槽に移し終えた時は、自分も(おそらく種ッコたちも)ほっとできたのでした。信頼度の高いその情報によると、酢はもちろん、ソースも効果あり!だとか。でも、あんまりやってみたいとは思いません。ソースるより仕方がない場合は別ですが(寒)。この方法は大失敗で、病気が大発生でした(本日追記)。

 

 種まきは専用の機械で行われます。ちょうど、背もたれのないベンチのような形のものの上部真ん中ほどに大きなマスが2個か3個ついているような感じです。そのマスに土や種を入れて、適量ずつ落下させます。ベンチのイスにあたる部分はベルトコンベアーになっていて、端に育苗箱を置くと、先に運ばれます。その途中で最初に土が、その上に種が蒔かれ、箱全体にシャワー状に水がかけられます。3個のマスがついている機械は、3個目のマスにも土が入っていて、水がかかった後に土をかけて、種を隠すようにします。空の箱が端から端まで移動して行く間に「種まき」ができるのです。これが連続して、数百箱の必要数を確保することとなります。そして翌日(翌日でなくてもその後すぐでも良いのですが、作業している家の都合で決まります)、箱がハウス内に並べられ、田植え前日までその場所で育つことになります。

 手前側から進んで行っておくから出ます(写真では奥の方が折りたたまれています)。黄色の袋は、苗を育てる土。土も買うんですよ。これは田植機稲作が始まってからずっとです。

 今年も、「よりおいしいお米」をめざし農薬の使用成分数をひとつでも減らすことが目標です。寒いダジャレばかり考えている頭脳を、もう少しよろこんでいただけるような方向に向けなければと思っているところです。

 


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