誰にだって、いろんな事情で、ままならない時というのがあると思います。自分以外の他者との関係という面で考えてみると、比較的思い通り生きてこれた人でも、子どもが生まれれば、自分の思い通りにならないこともあるのだなと、痛感するのではないでしょうか。おそらく、それをそういうものだと受け止めることが大事で、そう認めない限り、ストレスは軽減されないのではと思います。認めたって、ストレスがたまることもあるのですから。でも、子育てには、それ以上の何かがありますね。
自分自身のことがままならないこと。これは不断にではなくとも、もしかすれば一生かもしれません。学校という特殊な環境の下で。若いころ。中高年。そして少しずつ年齢を重ねていく最中に…。
子育てという機会が無い場合でも、高齢化する親とのつきあいがあれば、ままならないことを痛感する大きな機会かもしれません。そしてそれは、子どもに対するものとは、だいぶ違っていることでしょう。そういうものだと受け止めることができるかどうか。仮に受け止められたとしても、それが事態の好天につながるかは、別の問題です。
職場などで、苦手な誰かとチームになって何かをする。それはいったいどんな感じがするものなのか…。
思い通りいかないのは、たいていの人にとっては、おそらく当たり前のこと。自分も誰かに、ままならないと思われていることもあると思います。ほどほどでやっていきたいものだと思います。