あきたこまちより早く穂の出たイネは、スズメの集中攻撃を浴びている最中です。ずいぶんやられてしまいました。対処が遅かったこともありますが、どうしようもないことでありました。
スズメが少なくなってずいぶん久しいです。いろんな事情があるようですが、それはさておき、多かった時は、記事の題名のような言葉がありました。
「ぼい」というのは、秋田弁で、定型(笑)は「ぼう」。追う、追い払うという意味です。「スズメぼい」は、スズメを追い払う行為を表しています。
イネの出穂後の一定期間、それとお盆過ぎの大根の種を蒔いた時も、スズメを「ぼう」必要がありました。
それは主に子どもの役目(手伝い)。のどかな時代でもありました。
「ぼう」を使った例文です。
いまだば 走ってぼって行けば かっつぐ(今だったら、走って追っていけば、追いつける)。来客が忘れ物をして帰ったのに気付いた時に、こんなふうに言って「ぼった」ものでした。
すずめぼいは、男の子の手伝いだったんです。まさか、スズメボーイ(寒)?