相手の動きやしぐさなどへの同調行動は相手に対する尊敬や好意の気持ちを表現したものと認識されます

男と女の絡みや心理などを研究していると、よく出てくる言葉に「ミラーリング効果」「同調効果」「姿勢反響」という言葉が出てきます。

これぜんぶ、意味を同じくしている、心理学用語なのだそうです。

 これらの意味は、好意を寄せあっているとみられる男と女が、夢中になって会話をしている様子を傍からみていると、お互いの動作や表情とかしぐさが、あたかも鏡を見ているかのように、ポイントポイントで同調反応をしている姿のことを言うのだそうです。

 

彼がコーヒーカップを手に取ると、前にいる彼女もあたかもつられるように、コーヒーカップに手をかけ口元に近づけ、お互いの目を見つめあいながら飲みはじめる。

また彼が右手の指先で髪の毛をかきあげると、彼女の指先も髪の毛に触れていく、そして互いに見つめあっている目が微笑みに包まれていく。

まさに鏡を見ているかのように。

 

生まれたばかりの恋人たちが、和やかな雰囲気に包まれているワンシーンを見ているかのような、自然な光景ですね。

これは二人が共感する話題で盛り上がり、気持ちが高揚した時に起こる人間の行動で、当人同士は無意識に出てくる動作だと言われています。

このように意識が重なっている男と女の自然な習性のことを、同調効果とか反響効果というのだそうです。

 

そして、彼と同じような仕草や表情をまねしているかのようにしている彼女に対して、彼が改めて好感を抱くということも、同じようにミラーリング効果とか、同調効果などと心理学ではいわれているそうです。

“自分のしぐさや表情をマネスル人は仲間であり味方である”　という認識が、真似されているほうにも無意識のうちに生まれ、同調行動として容認されるのです。

 

また男女間だけでなく、そしてこのように意識しているとか、無意識の行動とかにかかわらず、相手の動きやしぐさなどに同調する行動は、相手に対する尊敬や好意の気持ちを表現したものとしても認識されるのです。

 

 

 

 

この行為を積極的に行うことにより、まだ獲得されていない相手からの好意を、意識的に獲得する手段として利用することができるといいます。

 

そうです、この効果をあなたは利用することができるのです。

もし、あなたに好きな人がいるのなら、挑戦しない手はありません。

 

女性を喜ばせるような楽しい話題を提供することが苦手で、女性と話すのに苦手意識がある男性は、積極的にでもこの効果を使わない手はないのです。

話し下手で、聞き役一方の男性でも、彼女の話やしぐさに同調行動をしていると、彼女は「ひょっとしたら、この人は私と気が合う人かもしれない」と思うようになるかもしれない……。

 

 

ただし、あくまで無意識のうちに認識するのがミラーリング効果です。

子どもの学芸会のように幼稚な演技をしてしまうと、意識的に真似をしていることがすぐバレてしまいますので、充分に演技のリハーサルをすることをお勧めします。

 

 

ここに、少々ですがミラーリング方法がありますので、これを見てじっくり鏡を前に置き、きたるチャンスに備えてしっかりと勉強してください。

 

 

（表情のミラーリング）

※相手が笑顔を見せているときは、あなたも笑顔に包まれる

※相手が沈んでいるときは、あなたも沈んだ顔になる

※相手が悩んでいる時は、あなたも同じ悩みを共有するかのような顔になる

（言葉のミラーリング）

※相手が強調して言ったことを、あなたもおおいに強調しておなじことを言う

 

※相手がスイーツを注文したら、あなたもおなじスイーツを注文する

（動作・しぐさのミラーリング）

※相手がテ―ブルに頬杖を付いたら、あなたも頬杖を付く

※相手が脚を組めば、あなたも脚を組む

※相手が脚を組み替えた時、あなたも脚を組み替える

※相手が横を向いても、あなたは横を向かないようにしてください

 

 

http:blog.goo.ne.jp/82nenko46