ひっそり主婦のこっそり学び

今日は気分が良い。
だが、これからは老化も忍びよってくる。
戦わずして勝つには・・・

gacco 「宇宙開発を通してみる私たちの社会」 9

2017年07月28日 | 科学


千葉工業大学の秋山さんのお話の続きである。


ところで、冷戦時代には大きな戦争は起こらなかった。
どういう事が勝負になったかというと、もちろん経済戦争もあるが、
科学技術の競争というのも大きな対象となった。

日本は宇宙技術大国であり、
ロシア・アメリカ・日本・ヨーロッパは宇宙4強と言われた。
しかし、最近は中国・インドを加えて6強。
そこに韓国・トルコ・ブラジルなどが参入し始めている。
広く民間にも開かれるようになってきて、
その結果、多くの民間企業が宇宙開発に参加している。

宇宙開発は初めは
「自分の国は凄いでしょう」
という国家というものが推進力であった。
それが冷戦後国際協力に変わって来たのである。

我々の生活というものは過去の生活、過去の歴史上の上に成り立っている。
第二次世界大戦後、世界各国旧植民地だった国々もどんどん独立して、
産業化を進められるようになった。
地球温暖化問題の原因の一つではないかと言われている二酸化炭素の抑制においても、
今まで沢山二酸化炭素を出して来た先進国と同じように、
開発途上国が規制されていいのかという、
議論が起きた。

そこで、先進国は、
「その対策費用等は過去のことを踏まえて責任を持つ。
新興国を助けて、世界の人々がみんな幸せになっていきましょう」
という考え方をした(グリーンイノベーションのベース)。

グリーンイノベーションというものは、
要は地球環境を良くしていきましょう。
そのための改革革命をしていきましょうというものだが、
実は我々がやっている宇宙開発もグリーンイノベーションと同じ枠組みの中にある。

日本の「いぶき」は二酸化炭素を計測する。
海洋観測船「モモ」は海の状態を調べたり、予測したりして漁業に使える。
「ひまわり」は気象観測衛星。
アメリカの「NOAA」「ランドラッサ」などの気象衛星。
ヨーロッパの「Sentinel」気象衛星。

気象衛星を持っていない国はこうした気象データを無料で使って、
国が発展していくための情報を得ている。
だが、これも世界経済がうまく回らければ続けてはいけられない。
そのため最近はぎくしゃくしてきた。

現在世界の中で自分で衛星を作って打ち上げられる国というのは、
10か国にもいかない。
他国の衛星を買って打ち上げてる国は55か国くらいある。
世界の150か国以上の国というのは、宇宙とは何もかかわってない状態だが、
これが将来的にはどんどんみんな「衛星を作りたいよ」となってくると思う。

その時、ライバルになるのではなく、
「先進国が宇宙技術を独占してしまうのではなく、分散させる仕組みを作りませんか」
ということを、日本は提案している。

それを何によって実現させるかというと、
やっぱり人と人とのつながりである。
今、いろんな国の生徒が一緒に学ぶということをやっていて、一緒に宇宙を学び、
一緒にチャレンジする。
場合によっては一緒に衛星を打ち上げる。
そういったことによって、
共に学び、共に生きていく。
そういう世界を作っていかなければならないと思う。

世界の子供たちは、みんな宇宙へ行きたがっている。
どうやって実現するかというと、
やっぱり、まずは一緒に学んで、一緒に未来を夢見て、一緒の世界を作る事が重要。
ぜひ、皆さんも、いろんな国の人と学んでください。



このようなお話でした。
次回は最終回です。

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