ほっとぬくもり岐阜

パーソナリティ 小倉理恵  毎週土曜日 9:00~9:30

岐阜の茶の湯

2013年06月01日 13時42分34秒 | 小倉理恵の日記

岐阜市歴史博物館で開催中の『岐阜の茶の湯』展に行ってきました。

平安時代、中国から日本に入ってきたお茶は、室町時代には美濃にも広がりました。展示では、そんなお茶の歴史を分かりやすく伝えています。

織田信長が千利休に送った書状、お茶会で使用した道具一覧(同種のもの)、そして、利休作の茶杓(本物!!)には歴史を感じ、思わず息を呑んでしまいます。

焼き物は中国のものがすぐれているとされていたこの時代に、美濃焼きの魅力を見出し、お茶とともに日本中に広めたのは利休というお話しも。

展示では、子どもにも楽しめる工夫もありましたよ。

これは、徳川吉宗の命で作られた茶碗。この時期、長崎にゾウが来たことにちなんで、「象太郎」という名前がつけられています。ゾウの足みたいね。

この日は講座も開催されていました。「日本茶の聞き茶を体験する」。講師は日本茶インストラクターの藤森茂美さんです。

5種類の日本茶を香りと味で見分ける、「茶歌舞伎」を体験させていただきました。美濃いび茶(岐阜)、美濃白川茶(岐阜)、掛川茶(静岡)、宇治茶(京都)、知覧茶(鹿児島)。

さーどれがどれでしょー??

香りでわかるかな?

味でわかるかな?

この専用の道具で予想するのです。

結果は、5点満点中、0点・・・。「れいてん」では可哀想なので、「チョット」と言うそうです。風流かな。

藤森先生にはおいしい日本茶の入れ方も教えていただきました。お湯の温度で旨みと苦味の出方が違うので、ちょっと意識すると、同じお茶もうーんと美味しくなるそうです。

期間中、華松軒では市民茶会が開かれます。日本のお茶。じっくり味わってみませんか?

岐阜の茶の湯

開催期間:2013年5月17日-6月30日

場所:岐阜市歴史博物館

 


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