ほっとぬくもり岐阜

パーソナリティ 小倉理恵  毎週土曜日 9:00~9:30

中津川市生まれの楽器「セミリオン」

2010年02月20日 10時24分04秒 | 小倉理恵の日記
8年前に、中津川市坂下で生まれた楽器「セミリオン」。



これは、中津川市にある手作り工房「森の子」の木工作家・松井宏一さんが作ったオリジナルの小さな琴。
弦の数は13本と日本の琴と同じですが、サイズは3分の1。



原材料は地元の天然木。元々家具を作る際に余った、いわゆる端材から作られました。

素材は、写真奥から桐、桜、桂、スプルス(ギターなどに使用される素材)。素材によって、同じ音の高さでも、響き方が違います。



松井さん曰く、硬い木は硬い音、柔らかい木は柔らかい音。木目の強い木は、やんちゃな音になるそうです。

「セミリオン」という名前は、「セミナリー(勉強する)+音」と松井さん考えた造語。セミリオンの音がココロの勉強につながれば…という願いを込めて、付けられたそうです。



試作から完成までは3年ほど。完成したときは嬉しくて、セミリオンを抱えて眠ったそうですよ。

「月の綺麗な夜なんかに、お酒を頂きながら爪弾くのがいいんだよね~」と松井さん。
工房森の子は、森の中にある木のぬくもりあふれる建物ですから、雰囲気が良いんでしょうね~♪

松井さん作のカワイイ木のおもちゃもあります。


このセミリオン、初心者でも簡単に引くことができるということで、私もチャレンジ。



…ワタクシ、オソロシク、ヘタクソ…。

薩摩琵琶も作っていらっしゃる松井さんの夢。

「今は高齢の方に楽しんで頂いてますが、小さいお子さんにお母さんが優しくセミリオンの音色を奏でて、心の勉強にしてもらいたいですね」。



松井さんの願いを乗せたセミリオンの優しい音色が、これからもっと広がるといいですね♪


手作り工房「森の子」HPはこちら


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