音楽療法士でこぼこ生活

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今日はネタを二つ

2007-04-22 12:33:08 | ネタ
4/21 00:46のブログの中でネタの一つくらい仕込んで行くと良いですよ
と言ったので、そのネタを子供用と高齢者用に一つずつ披露します(大したことではありませんあくまで全く音楽療法を知らない人向けですから)

子供用
【設定】障害を持った子供数人とお世話してくださる大人の方数人
    走り回れるようなスペースのある場所(会議室の机をとったような場所)
    
【目的】他の人との交流、身体を動かす
「しあわせなら手をたたこう」
この歌なら歌詞紙がなくても大抵の人は歌えるでしょうし、もし知らなくてもすぐに覚えるでしょう。
歌いながら、「手をたたこう」の部分で誰かと
ハイタッチをします。次の同じ部分では違う人とします。
ただこれだけです

でも会場の広さによっては運動量もかなりのものですし、簡単な動作なので
説明もなく始められます・・・もちろん障害の程度によってはうまく出来ない子もありますが、私の経験では、走り回っているだけでも(誰ともハイタッチをせずに)楽しそうにしている子はいました。また、本人が動けないなら動けるものが
かわりがわるハイタッチに伺います

バリエーションはいくらでも考えられますが
1)手をたたこうの部分を「二人と手をたたこう、3人と・・みんなで・・」と変化させていくと最後に全員が和になって一つになれるので(集まれ~と言わなくても)次の活動に進めます。
2)もし、楽器があれば、会場中にちらかして、「てをたたこう→楽器ならそう」にかえて、楽器の場所に走っていって、ならして、置いて、また次の楽器に向かいましょう小学校の障害児学級でやったときは、楽器を教室の中で各自があっちこっちに置いて、探すのを楽しんでいました・・・やりながら、どんどん活動は成長します当然最後は「楽器持って集まろう」にします

高齢者用
60歳以上の方ならほとんどのかたはご存じの歌に「大楠公(だいなんこう)」という曲があります。写真の歌です
歌集では題が「桜井の別れ」「青葉茂れる」となっているものもあります。
歌の出だし「青葉茂れる桜井の・・」と歌い出せば99%続きは歌われますから、
本屋さんで昔の歌の歌集を見て出だしだけ覚えてください
または、周りのお年寄りに聞いても歌詞を言えば大抵は歌われるでしょう

この歌は楠木正成と息子が奈良の桜井と言うところで別れる話で歌は6番まであります。昔は、この話を国語で習い、音楽で歌を習い、学芸会で劇をされたそうなので、この歌を歌って、そういった話をふってみたらあとは参加された皆さんが勝手におしゃべりを始められるのでジッと聞いているだけです
でも皆さんの話はまた次の場所でのネタになりますからしっかり聞きましょう

私は一番だけ歌詞紙に書いて、でも伴奏は1番が終わっても弾き続けます
大抵、2番くらいまでは皆さん覚えておられるので・・・
また、デイサービスなど比較的しっかりされた方が多い時は、6番までB4
用紙に大きく漢字を使って書いたものをお土産に?プレゼントします


コメント
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