松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

秀作ドラマの予感、怪談・牡丹灯籠

2019-10-18 15:34:10 | 日記・エッセイ・コラム

 尾野真千子主演の牡丹灯籠を楽しんでいる。初回は79分の長丁場だったが、あの時間は不思議な時間だった。

 演出が秀でているのだろう、時間という風呂に、どっぶり浸かって、気持ちよくて出られない、という気分だった。いとおしい時間だった。

  それで初回を二度、第二話を二度目見ている。それで初めて気が付いたが、音楽がほぼ琵琶一本で済ましている。じゃ らん 。でセリフが入る。これが時間の要素のすべてなのだ。だから言葉が、時間の一粒一粒を構成している。そこにメリハリで例えば、お露役の上白石萌音が焦がれ死にする場面では、バイオリンがただ1本だけ入る。いやー、秀逸ですな。

  これは何度見ても飽きないと思う。もともと話自体が古典と言ってもいい名作ですから、それの構成要素をじっくり鑑賞する。セリフと音の絡み方。場面のつなぎ方。役者の質。いろんな角度から見ている。個人的には、中村七之助の歌舞伎顔がとてもいい。高嶋政宏が思ったより頑張っている。

  要するに昔、琵琶法師が講談を聞かせているような雰囲気で、話が展開するのです。これに浸っている間の気分は、まるで温泉に入っているように快適なのです。最初に戻ったので、もう一度回りますか。もういい、ハイどうも。

 あうー。長風呂で、のぼせてしまったワイ。

 

 ps. エンドロールに流れる音楽はピアノを主体とした三拍子、つまりワルツ。

    タリララン タリララン タリララッ・タンタン

    踊ってますがな、幽霊たちが・・。

コメント   この記事についてブログを書く
« オレも、いじめられっ子だった。 | トップ | プログラムに隠された、昭和... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事