七技会のひろば

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天国とはこんなところ?

2017年06月24日 | お話サロン
            天国とはこんなところ?

                           波多野
 私は10年近く前から趣味の風景写真撮影をやっていて、気に入った写真が
撮れると親しい友人・知人やニューヨーク在住の娘家族などへメールしていま
す。
 そんな友人・知人の一人、N社グループ会社元社長だったYさんに先日下の
写真を送ったところ、「波多野さん、天国とはこういうところを言うんですね」
とのコメントが返ってきました。


 
                  「天国とはこんなところ?」

 この写真を撮ったときにはそんな気は全くなかったのですが、多くの臨死体
験者の話によると、目が覚めたら暗いトンネルがあり、そこを通り抜けると花
園が現われ、そこへ生前親しかった人が出迎えにきていたと言います。
 それはこの写真のような光景だったのでしょうか?

 私は5年前に近所の水泳プールでレジオネラ肺炎に感染して入院し、3週間
死線をさまよい臨死体験をしましたが、そのとき夢の中で出迎えてくれたのは
写真のような美女ではなく仏さまだったので、私はその後へついて行きません
でした。もし仏さまではなくこのような美女だったら、彼女の後へついて行っ
て2度とこの世に戻ってはこれなかったでしょう(笑)。

 私も男性の平均寿命を超え、最近、早くして亡くなった友人・知人の夢をよ
く見るようになりました。
 先日も長年仕事が一緒で、2年前に亡くなった同窓のA君の夢を見ました。
 よく夢の中で死人は無口だと言いますが、彼は相かわらず元気で良くしゃべ
っていました。久しぶりの友が懐かしかったのかも知れません。

 5年前の臨死体験以来、私も死後の世界について関心を持つようになり、い
ろいろと書物などで調べてみました。死後の世界が写真のような美女のいる花
園なら明日にでも行きたいのですが、世の中そう都合の良いようにばかりはで
きていないようです。

 最新の脳科学研究で人間の意識は無数にある、脳の神経細胞(ニューロン)
の間を通るさまざまな神経伝達物質(例えばドーパミン)の働きが作り出すら
しいことがわかってきました。もしそうであれば人間の死とともに物質である
脳細胞は土に返って意識は消滅し、あとはただ「無」になる、との考えは素直
に受け入れられるように思われます。

 先日 定期健康診断で内視鏡検査を受けたとき、麻酔が効きすぎて20分ほど
完全に意識がなくなり「無」の状態が続きましたが、あの状態が永遠に続くこ
とが「死」ではないのでしょうか。そこは残念ながら美女のいる天国でもなく、
幸いながら閻魔さまが裁く地獄の入口でもない、ただ「無」が支配する世界で
した。
                           以上


 記事訂正とお詫び(6月29日)
 編集者の不注意により、上記文章に組み込まれた写真「天国とはこんなとこ
ろ?」を類似のものと間違えて組み込んでいました。波多野さんのご指摘を受
けて差し替えました。
 執筆下さった波多野さん並びにそれと知らずにお読み下さった方々にお詫び
申し上げます。申し訳ありませんでした。






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 前回(2017.06.09)の「小銭が溜まる」に対して波多野さんからコメントをいた
だきました。
 しっかり読んで下さった事がうれしく、早速波多野さんに連絡し、ここに掲
掲載するをお願いし、了承いただいたので、皆さんにも読んでいただきます。
 波多野さん、ありがとうございました。


           「小銭が溜まる」を読んで
                        2017.06.09 波多野
 七技会のひろば「小銭がたまる」を拝見し、3年余り過ごしたコンロンビア
を思い出しました。
 私もコロンビアのスーパーなどで小銭を出すのが面倒で、いつしかコインが
貯まりそれを机上の鉛筆立ての中に入れておきました。
 当時、友野さんご夫妻にもお出でいただいた首都ボゴタで、マンションの掃
除・調理にアルバイト女子大生を雇い、部屋の合鍵を渡し自由に出入りさせて
いました。
 ある日、いつものように掃除にやって来た彼女が、「申し訳ありませんでし
たが急用あってコインの一部をお借りしました。連絡する暇がなかったので今
お返しします」と言うのです。
 大量にあったコインの一部なので、私はまったく気が付かなかったのですが、
彼女は学費の一部にでも充てたのでしょう。黙っていればわからないことを正
直に話してくれたので、かえって清々しい気がして受け取りませんでしたが、
小銭といえども人の目の触れるところに置いておいたことを反省しました。
 そのことがあって以来私は彼女を全面的に信頼し、ニューヨーク留学中の娘
が遊びにきたときなど多忙な私に代わりボゴタの街を案内してもらったりして
助かりました。また、毎週土曜日の夜は、彼女の手料理を食べながら二人でコ
ロンビアの政治経済のことなど話し、これがスペイン語のたいへんよい勉強に
なりました。
 今となってはどれも懐かしい思い出です。

 また、指の脂肪不足では年配のオーケストラ指揮者が譜面をめくるとき困っ
ているようですよ。颯爽とした壇上の指揮者が指なめなめ楽譜をめくっていた
ら様にならないですもんね。目立たないように指先にゴムをはめるなどそれぞ
れ工夫しているようです。

                           以上






2017.06.24 米田書き込み




次回更新は7月9日の予定です。





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