七技会のひろば

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海行かば

2021年07月24日 | お話サロン

            海行かば

 

  梅雨が明けて天気が安定した先日(7月19日)、松澤さんから暑中見舞い

 メールを貰いました。

 

  曰く、

  暑中お見舞い申し上げます。

  幸いなことに陽射しが強い中でもターゲットバードゴルフを楽しんでいます。

 ただ、マスク着用が辛い季節になりました。地黒に日焼けが重なり、黒い顔に

 なりましたが、残念ながら、昔の老農夫の輝く顔にはなりません。反省少々。

  猫は、家の中の一番暖かいところ、一番涼しいところを知っていて、そこに

 横這いになるという。これからの一月を我が家の猫の知恵を借りて乗り切りた

 いと思っています。

  8月の図書館音楽サロンでは、終戦記念日に因んで「海行かば」を説明しよ

 うと思っています。後段の「大君の……」を「いざ帰れ 君が護りし ふるさ

 との地へ」と変えて鎮魂の気持を伝えたいと思います。  2021.7.19 松澤

 

 

  これに早速返信しました。

 

  暑中お見舞い、ありがとうございます。梅雨明け十日の安定した天気、キレ

 イな空を楽しんでいます。昨日のメール、24日に使わせていただきます。

  それにしても、あなたの地域でのご活動には敬服します。

  「海行かば」の終戦記念日に因んだご説明、どんなふうにお話を展開なさる

 のでしょう。私も聞きたいです。

  曲については、戦争中のラジオのニュースで軍艦が沈んだ悲しい時に流れる

 曲として。また、歌詞については、その源は万葉集の大伴家持だと言うことを

 国民学校時代に、今の富山県高岡市の二上山を仰ぎ見る地で育ったので知って

 いました。

  でも、知っていただけです。深く考えませんでした。のんべんだらりと過ご

 した今年のお盆でしたが、いい考究材料を投げ掛けていただきました。

  ありがとうございました。             2021.07.20 米田

 

 

 

  松澤さんとのその後のメール交換で、彼は「万葉集」に強い関心と見識をお

 持ちだと初めて知りました。

 「海行かば」も万葉集に含まれる一つですが、未だ幼い国民学校の一〜三年生

 の頃は、ただ「ウミユカバ、ミイヅクカバネ、ヤマユカバ、コケムスカバネ、

 オオキミノ、ヘニコソシナメ、カエリミワセジ」と音で憶えるだけで心の内は

 知りませんでした。その歌を、今の若い人達にどのように解説なさるのでしょ

 う。本心、聴講したく思います。

 

 

  なお、松澤さんから、上記の私の幼少時代に仰ぎ見た富山県高岡市の二上山

 (ふたかみやま)に強い興味をお持ちのようですから、この先何回かのメール

 のやりとりで万葉集についていろいろお教えいただこうと思います。

                                          2021.07.24 米田

 

 

 

 

 

2021.07.24 米田書き込み

 

 

 

次回更新は8月9日の予定です。