七技会のひろば

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傘寿記念のお散歩会

2016年05月24日 | お話サロン
        傘寿記念のお散歩会

 5月14日、高尾山に登った。
 高尾山は、東京都八王子市にある標高599mの山である。東京都心から近く、
年間を通して多くの観光客や登山者が訪れ(一説には年間約300万人)、古く
から修験道の霊山とされた山である。また、2007年から連続してミシュランガ
イドで最高ランクの”三つ星”に選出されているの観光地でもある。。
 だから七技会4人で年に三四回行う「お散歩会」の行き先に決まった時は
「何のなんの」と楽勝と決め込んでいた。ところがドッコイであった。

 同行者は、七技会4人と「お散歩会ではいつも介護士とも頼る女性」と「今
日の引率者Maさんの奥さま」の合計6人。
 天気は上々、Am09:00に高尾山口駅に全員集合。昼食持参を確認してユック
リ登り始める。この時はユックリだった。
 高尾山口駅の標高は191m、残りは408m、そのうち238mはケーブルカー、
だから自分の足で登るのはたったの170m、東京タワーの半分。ここまでは元
気に登った。

 高尾山山頂は、上野公園の花見時と同じような光景が広がっていた。ベンチ
は満員、地べたに青シートを広げてお弁当。さすがに酒盛りはないがお湯を沸
かしてカップラーメンをすするグループもちらほら。われわれも同様に地べた
に座り込んで各々持参の御握りをほおばる。が、この格好では長い時間座って
は居られない。早々に立ち上がり、これからが苦難の始まりとは露知らず山頂
を後に下り始めた。

 さて!これからはユックリ風景を眺めながらと思いきや、引率者のMaさん
曰く「疲れたら言ってください、休憩の発議に適宜応じます」
 なるほど引率者にそう言わしめるだけのことのあるきつい行程である。
 道は、キレイに整備され階段化されているが踊り場のない唯々登るだけ下る
だけの単調な階段の連続。第二の目標「城山(671m)」にたどり着いた時は
正直ホッとした。この時気付いたが顔に塩の結晶が吹き出てザラザラしていた。

 ここで食べた氷水はおいしかった。
 ここで約1時間休憩し帰途に付くことになるが、その帰途は、弱脚組にとっ
ては地獄の行進だった。

 健脚3人と弱脚2人とその間を取り持ってくれた超々健脚の引率者Maさん。

 健脚組は情け容赦なく馬車馬の如くどんどん歩き、弱脚組は遅れまいと気は
急くが亀の如く足は遅々として進まずとぼとぼと歩く。

 その間を行き来する引率者のMaさんは、健脚先行組の手綱を引き締める一
方、弱脚組の疲れと足腰や膝の痛みの具合等を気遣ってくださった。
 ともかくいつまでも続く下り階段。「下り階段中毒症のトラウマ化」を本気
で心配した長い長い行程でした。

 それでもともかくJR中央本線「相模湖駅」にたどり着く。しばらくホーム
のベンチで足を投げ出して疲れを癒やした後、到着した電車で家路についた。

 朝の高尾山口駅から夕方の相模湖駅まで、約2万歩のお散歩でした。

 今回のお散歩、ほとんど写真を撮る余裕がなかった。それでも「傘寿記念の
お散歩会」として記憶に残る事でしょう。

 終始先頭と殿の間を行き来して全員の状況把握に努めてくださったMaさん、
本当にありがとうございました。厚く感謝致します。

 いしくも昨日(5月23日)は、2013年に傘寿の登山家三浦雄一郎さんが
エベレスト登頂に成功した日でした。それに因んで我々傘寿4人組が目出度く
高尾山登頂を果たしたお話しを書きました。

 なお、引率のMaさんから後日「ちょっと行程が厳し過ぎたかな?」との反
省の弁がメールで寄せられました。
 しかし、時には自分の体力・耐久力を試して己を知るいい機会だったと思い
ますよ。気にしない、気にしない! 気にしないでください。
 定期検診のつもりで、またやりましょう!!!

                            以上




2016.05.24 米田書き込み




次回更新は6月9日日の予定です。






以下は、七技会の意思とは無関係に入って来るコマーシャルです。