石川遼が忍耐強いゴルフを見せ、5度目のマスターズでまずまずのスタートを切った。
現地時間11日、ジョージア州、オーガスタナショナルGCで幕を開けた第77回マスターズは、6アンダー66をマークしたセルヒオ・ガルシア(スペイン)とマーク・リーシュマン(豪)が首位タイに立ったが、石川はまずまずのプレーでこれにくらいついた。
「ガチガチだった」と緊張して打った1番のティーショットは右の林。第2打が枝に当たってグリーンに届かず、2パットのボギーでスタートしたものの、「(1番の)ティーショットを打ち終わったらリラックスできた」と、その後は2番パー5で右上から3メートルの下りフックラインを上手に沈めてバーディ。5番で7メートルのバーディパットを沈めて1アンダーとすると、8番パー5ではイーグル逃しのバーディで2アンダーとスコアを伸ばした。
ところが、バックナインに入るとしばらく苦戦が続く。10番ボギー、14番ダブルボギーと、いずれもティーショットを曲げて3打後退。それでも15番では第2打がグリーンの手前で池に転がり込まずに止まるラッキーもあり、ここからバーディを奪って息を吹き返すと、続く16番でも左上のカラーから6メートルのパットを沈めて連続バーディ。1アンダー71で初日のラウンドを終えた。「ロングパットのタッチが本当によかった」と振り返ったが、これで首位と5打差の23位タイ。第2ラウンドも自分のプレーを続けてさらなる上位進出を目指す。
(ISM)