初夏にむけて

暖かくなってきました。
ずっとカップ付きのキャミソールを下着にしていましたが、先週からワイヤー入りのブラを使い始めてみました。
傷がまだ赤いのですが、医師からは大分前に普通の下着で大丈夫と言われていました。
確かにＴシャツやピッタリした服を着ると、その方が形が良くみえますが、なんか違和感があっていやです。
去年、手術を受けるまでは毎日使っていたのに、もう身体が違うんだなと実感します。
右はもちろん何ともないのですが、左胸は痒かったりうずいたりで、帰宅するとすぐにはずしてしまいたくなります。
形が合わないのかもしれませんが、左右で違うのなんて売ってないですよね。
あーやだやだ
《粒粒辛苦》

薬はどうなんでしょ？

花粉が少し落ち着いてきたような気がします。
何種類も薬を飲むのがいやなので、病院で出されているノルバデツクス錠の他は出来るだけ最小限の服用にしています。
睡眠誘導剤も毎日ではなくなりました。とは言っても眠れるようになったわけではないのです。薬を飲んでも心地よく眠れる事は無く、文字通り眠りを誘導するだけなので、長くて３～４時間で目が覚めます。だからよほど寝付けずにイライラしてしまう時だけ服用し（頻度は高いですけど）、なんとか眠りにつけそうな時は本を読んだりゲームをしたりして、うたたねしそうなタイミングで横になります。
1日に何回も体温が上昇下降を繰り返すので体力を消耗してしまいますね。
疲れるとやはり手術した左胸が痛みます。傷がうずいたり、作り物が詰まっているだけなのに乳腺が重くなった感じがします。イヤダナー
薬によって右側への癌再発を防いでいるのですが、その為に健康に過ごせないって・・・なんだかへんですね。
《臆病風に吹かれる》

ちょっとショック

なんだか体調悪くて、気持ちも暗いままで、なんとか外見だけ取り繕ったり、吹っ切れた気がしたり、また落ち込んだり・・・の日々でした。

4月になり、新しい仕事仲間ができました。
その中に一人とても強い女性がいました。
1歳の赤ちゃんのお母さんですが、先天性の卵巣膿腫で、すでに卵巣は1つしかなく、もう1つもチョコレート膿腫になったそうです。
それを乗り越えて赤ちゃんを授かって、本当に良かったね
先天性なんて事があるんですね。
女って強いね。卵巣が2つ有るのにはちゃんとそれなりの理由があっての事なんだね。
病気や体質を知った時、やはり不安だったでしょうね、赤ちゃんが産めるかどうか心配だったでしょうね。

私は子供を二人産むことが出来て、本当に嬉しいです。
落ち込んでる場合じゃないよね。
《朝に紅顔ありて夕べに白骨となる》

忙しさに

三月末で仕事が忙しかったり、花粉がひどかったり、その他にも外出しなければいけない用事ができたり・・・三月に入ってから、のんびり過ごした記憶があまりありません。
体調はやはり下降線です。
疲れはやはり手術をした左胸に最初に表れます。
重たくなったり傷がうずいたりします。
随分月日が経ったのにねぇ。

今日、スーパーに行く途中、子供の小学校で一緒だったお母さんに久しぶりに会いました。
仕事帰りにささっと買い物をすませてしまうので、近所で知った顔に出会うことは年をおうごとに少なくなっています。
「久しぶりねえ、元気でした？最近見かけないから体調くずしてるのかと思った」
そう話しかけられて、返答に困りました。
実際は【がん】の手術をして、今も療養中なわけですが、もし逆の立場で私が久々に会った知人にそんな事を言われたら、どう対応してよいのか悩むと思います。
こんな質問しなければ良かったと後悔するでしょう。
結局「おかげさまで元気にしてます」とか「相変わらずです」といった、差しさわりの無い返事をするしかありません。
私も以前はそうやって、誰かに挨拶していたと思いますが、最近は健康状態をあまり他人に聞く事はありません。
《巧言令色、鮮し仁》

桜吹雪の中

ＰＣが調子悪くて、落ち込み気分でした。
マアマア何とかいけそうな状態になりました。購入して、もうじきまる２年です。
携帯なら機種変の時期かもしれませんが、もう少しがんばってもらわないとね。

月に１度の通院・注射は、もう８回になりました。
ここ数ヶ月は症状にあまり変化がなく、相変わらず、耳鳴り・不眠・ホテリが続いています。
お腹の注射もだんだん慣れてきました。看護師によって結構違うのもわかりました。同じ量なのに針がささっている時間が随分ちがいます。早いのとゆっくりの、どちらが良いのかはよくわかりません。

薬局で薬をもらい、運動不足解消のため２駅分ほど歩いてみました（もちろんマスクして）。
強風の中、桜が立ち止まってしまいそうなくらい綺麗に咲いていました。
桜吹雪は美しいです。大きな通り沿いなのに、周囲の騒音が消えてしまったような錯覚に陥りました。それ程心奪われたという感じです。
１年前は、出産以来の久しぶりの入院を前に、気持ちがたかぶっていたのか、こんなに桜をみた記憶がありません。
【乳がん】という大きな病気をして、手術を受け、身体だけでなく心も変化したんだな、きっと・・・
《花七日》