FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

大勝

2014年01月15日 | サッカー

 スペインのリーガ・エスパニョーラ、第19節、今季1部昇格を果たした6位ビジャレアルは13日、月曜開催ではホーム、エル・マドリガルに5位レアルソシエダを迎え、なんと10時から試合という深夜営業!で臨んだ。こんな時間に観客はいるのかとスタジアムを見れば、これが結構いるんだからびっくりだ。

”昼寝”をするから大丈夫だって?こんな時間に駆け付けたホームサポーターの声援に応えるようにビジャレアルは5-1と大勝、スタンドはしばらくホームの勝利がなかっただけに大喜び。試合内容も監督が自画自賛するほど素晴らしく、これで順位は入れ替わり、ビジャレアルは5位に浮上した。やった!!

やっとこさTV放送があった試合(4位だったときでも毎週放送がないというのがリーガの不思議なところ)でも、この頃は勝利がなかったビジャレアルが前節はラージョ・バジェカーノに確か5-2で勝利。ナイジェリア代表のイケチュク・ウチェのハットトリックとか言われていたので、見たかったなあと残念だったが、この試合も見事な大勝。

ビジァレアルは随分スピードに乗った攻撃が出来るようになったんじゃないの?とうれしい驚き。調子が悪い時には横パスが多くてさっぱり前へ進まないという印象だったし、以前は正面からが多かったんじゃないかなあ。今ではサイド攻撃が有効で多彩な攻撃が繰り広げられ、シュートの意識もあるし、確かにこれだから大勝できるんだという印象。

先発は2トップに絶好調イケチュク・ウチェ、これも好調ジオバニ・ドス・サントス[メキシコ代表]、左サイドにモイ・ゴメス、右はアキーノ、真ん中にはキャプテンのブルーノ・ソリアーノ、22歳とかいうトリゲロス、バックラインはジャウメ・コスタ、トラード、ムサッキオ、マリオ・ガスパール、GKはセルヒオ・アセンホ。

先制ゴールは前半16分、マリオ・ガスパールがサイドを駆け上がってラインを越えそうなボールを何とか折り返してボールを戻し、最後はジオバニが決めるという鮮やかな連携。27分にはイケチュク・ウチェ、33分には再びジオバニが決めて、前半だけで3得点。

リーガでは4番目に失点が少ないだったか、確かにレアル・ソシエダにほとんどチャンスを作らせないので、見ていても大崩れしないように見える。後半はサイド攻撃を封じられても正面があるよとばかり、後半10分4点目はDF二人に挟まれたジオバニがわずかな隙間からパスを通し、それをイケチュク・ウチェが確実に決め、個人技を繰り出した鮮やかなゴールだった。元バルサ、ジオバニオの足技、面目躍如!!

5点目は左サイドを駆け上がったモイ・ゴメスという19歳だったか、勢いに乗った若い選手が決め、その後16分、セットプレーからソシエダに1点返されたものの、17歳背番号44番ナウエルという選手までピッチに登場させるおまけまで飛び出す。楽しい試合だったねえ。

この後水曜だったか木曜だったか、国王杯で再び、レアル・ソシエダと試合があるそうで、その試合も見たいけど、判で押したようにバルサとレアルの試合しか放送がないんだから、どうしようもない。

リーグ戦の勝ち点も首位との差がありすぎて勝負にならない。2強だの、3強だの、格差を放置しているのは独裁政権が長く続いた影響から来るように思えて仕様がない。なんでもビジャレアルのフェルナンド・ロイグ会長は冬の補強も検討するかも…というのだから頼もしい。なんとか今季はいい結末を迎えてほしいものだ。



最新の画像もっと見る