院長のちょっと小臼歯

plala blogから同じ名前で移行してきました。
好き勝手、恥さらしブログですが、よろしくお願いいたします。

良いカニに会うと人はなぜ言葉を失うか

2006-07-06 17:19:22 | いただきます
一時狂ったようにカニを食べていたことがある。
北海道は四周を海に囲まれカニの取れる時期があちこち違い、ほとんど年中、労と財布をいとわなければ新鮮なものが食べられる。
毛ガニが主だが、たらばガニの爪肉を炭火で焼いて飽食するまで食べ、北海道に戻ってよかったと心底思った。
ずわいの一見淡白な柔らかい甘み、身肉のやさしさに、時には毛ガニ以上に惚れたこともあった。
白老では明らかに捕獲禁止の甲殻長不足のカニを茹でてもらい、札幌への土産にしていた。
室蘭の追直漁港では夜に長い柄を付けたたも網で岸壁にへばりつく毛ガニをすくったこともあった。
それが北海道観光の目玉としてカニがブームとなり、臭いだけで抜け殻のような、解凍物を再冷凍するなどひどいカニが多くなり、すっかり魅力を感じなくなってしまった。
ところがこの一、二年少し食べて見たくなることがあった(地元生けカニ専門店では食べていたけど)。
ついに機が熟し、オホーツク雄武(おうむ)ブランドのタグをつけた毛ガニを食べてみた。
なかなかでニンマリ、黙々と食べてしまった。
またマイブームになりそうな予感。


洟垂れ小僧の理想論

2006-07-05 11:32:38 | 右往左往@勝手なつぶやき
北朝鮮のミサイルがアラスカ方向に発射され、故意かあるいは事故で日本海に着弾。
狙いどうりに飛ぶミサイルより、思惑と違う飛び方をするほうがよほど怖い。

北朝鮮をならず者国家だとブッシュは烙印を押すが、ブッシュアメリカの方がよっぽどならず者。
正義の名を借りたチンピラにしか思えない。
小泉にいたっては貧相、哀れ。
核兵器を独占し、他国の保有を禁ずる核不拡散条約などあきれ返って物が言えぬ。
核軍縮を進めるための条約が、既保有国(アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国)の独占を担保しインド、パキスタン、イスラエルの保有には目をつぶり、アメリカ、中国などは限定攻撃をちらつかせる始末。
戦勝国は次の戦争がはじまるまで覇権を握る。

日本は憲法九条で戦争の放棄をうたうが、それを理想論というのはたやすい。
理想に向かうことなしに何の国家か、人生か。

恥ずかしい

2006-07-04 18:10:37 | 右往左往@勝手なつぶやき
ベトナムへボランティア、と書いて誤解を招く言葉の並びで勢いが失せてしまう。
「へ」のボランティアなどあるわけではなく、いや世界は広く奇態変態、蓼食う虫も好き好き、奇人変人珍人、魑魅魍魎、なんでもありかも知れぬ。ベトナムへ行けば自分も蓼やドクダミを生食する。
この「へ」と「ヘ」の区別がつきます?
先のがひらがな、後者がカタカナで入力してみた。逆もまた真なりとはもう哲学的過ぎて、おや時間切れ。
介護認定審査会に行ってきます。

夕まづめ、ちょっと鱒釣りに札内川へ

2006-07-03 10:34:19 | 十勝NOW
釣りのゴールデンタイムはまづめ時。
空がうす明るい状態をさし、夜明け前を「朝まづめ」、日没前を「夕まづめ」とよぶ。
北国のこの時期、朝は4時前に日が昇るから朝まづめを狙うのはしんどい。
しかし夕まづめの攻略にはもってこいの季節だ。
土曜日の午後、歯科保健センターの障がい者歯科診療が思いのほか早く終わり、札内川本流に向かった。
ライズは無い。
日が翳りほの暗くなってきた頃、ウエットのドロッパーシステムに初ヒット、だが掛かりが浅く逃がしてしまう。次のヒットではティペットが切られた。
しばし場を休め、エルクヘアカディスに変えてすぐ、フライが、ラインがスーッと深い流れに吸い込まれていった。ズンと重い抵抗があり、鱒の怒りが伝わってくる。
強く、冷たい流れに育った35,6センチ位の、まるまる太った虹鱒。
夕暮れ前のひと時しばらく楽しめそう。
 デジカメは今度は防水タイプにしよう

一年の折り返し6月30日は佐藤錦と水無月で

2006-07-01 10:29:17 | いただきます
この上品で高価な果物にはめったにお目にかかれないので少しずつ大事に食べていたら、送ってくれたくろやぎ大兄からお叱りを受けた。痛まないよう急いで食べよと。
幸いにも、佐藤錦令嬢はあでやかに色香を漂わせ大人の女に成熟しつつある頃で、お代わりしてたっぷり食べた。満足、満足。

あっという間に一年の折り返し点の6月30日「水無月の日」に六花亭西店店長さんが「水無月」を届けてくださった。「水無月の祓い」、「夏越しの祓い」で1月からの半年間の穢れを祓い、炎暑の無病息災を祈ったことが始まりだそうだ。
たっぷり身にまとわり付いた穢れを払い、よき後半になるよう、さらにベトナムの暑さに向かう自分にエールを頂いたような気がする。

くろやぎ大兄、六花亭さんありがとう。
ベトナム語で「ありがとう」をCam on(カムオン)というがこれは漢越語の「感恩」から。