一時狂ったようにカニを食べていたことがある。
北海道は四周を海に囲まれカニの取れる時期があちこち違い、ほとんど年中、労と財布をいとわなければ新鮮なものが食べられる。
毛ガニが主だが、たらばガニの爪肉を炭火で焼いて飽食するまで食べ、北海道に戻ってよかったと心底思った。
ずわいの一見淡白な柔らかい甘み、身肉のやさしさに、時には毛ガニ以上に惚れたこともあった。
白老では明らかに捕獲禁止の甲殻長不足のカニを茹でてもらい、札幌への土産にしていた。
室蘭の追直漁港では夜に長い柄を付けたたも網で岸壁にへばりつく毛ガニをすくったこともあった。
それが北海道観光の目玉としてカニがブームとなり、臭いだけで抜け殻のような、解凍物を再冷凍するなどひどいカニが多くなり、すっかり魅力を感じなくなってしまった。
ところがこの一、二年少し食べて見たくなることがあった(地元生けカニ専門店では食べていたけど)。
ついに機が熟し、オホーツク雄武(おうむ)ブランドのタグをつけた毛ガニを食べてみた。
なかなかでニンマリ、黙々と食べてしまった。
またマイブームになりそうな予感。
北海道は四周を海に囲まれカニの取れる時期があちこち違い、ほとんど年中、労と財布をいとわなければ新鮮なものが食べられる。
毛ガニが主だが、たらばガニの爪肉を炭火で焼いて飽食するまで食べ、北海道に戻ってよかったと心底思った。
ずわいの一見淡白な柔らかい甘み、身肉のやさしさに、時には毛ガニ以上に惚れたこともあった。
白老では明らかに捕獲禁止の甲殻長不足のカニを茹でてもらい、札幌への土産にしていた。
室蘭の追直漁港では夜に長い柄を付けたたも網で岸壁にへばりつく毛ガニをすくったこともあった。
それが北海道観光の目玉としてカニがブームとなり、臭いだけで抜け殻のような、解凍物を再冷凍するなどひどいカニが多くなり、すっかり魅力を感じなくなってしまった。
ところがこの一、二年少し食べて見たくなることがあった(地元生けカニ専門店では食べていたけど)。
ついに機が熟し、オホーツク雄武(おうむ)ブランドのタグをつけた毛ガニを食べてみた。
なかなかでニンマリ、黙々と食べてしまった。
またマイブームになりそうな予感。