宮城野貨物のブログ

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島原鉄道 D3703

2024-08-18 14:21:15 | 保存車両 廃車体

雲仙岳のふもと、島原市深江に保存されている島原鉄道D3703です。

「川崎製35t級DL」が地元の仙台臨海鉄道で使われていたことを知り、同形態DLでは唯一の保存機ということで訪問しました(専用線のスイッチャーでは小山や扇町で現役?でしょうか)。

   
1967年「川崎車輌」時代の製造で、同形態のDLでは古参の部類と思われます。
台車も製造時期を反映してかクラシカルなものを履いています。


同機の最大の特徴は「2エンジン搭載」であることです。
両エンドに「煙突」「ラジエータグリル」があることがそれを表しています。
2エンジン搭載は「本線用」として製造された故でしょうか。
島鉄以外にこの形態のDLを2エンジンで導入した例を筆者は知りません。

ちなみに、仙台臨海鉄道に在籍したDD3501は1970年「川崎重工」製[1]で、台車もより近代的な形態になっています。こちらの岩堀春夫氏撮影の動画に登場する中条のスイッチャーが仙台臨海鉄道に在籍したDD3501と同一機と思われます。

(写真は全て 2023-8-24 撮影)
(1枚目 FUJI SUPERIA X-TRA 400/6枚目 Kodak Ultramax 400/現像:奈良写真現像屋さん

[1]鉄道ピクトリアル No.644 「新車年鑑 1997年版」





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