微妙な変化

2012-05-18 19:51:47 | 司法試験関連
あくまでも何となくなんだが,今年の問題は例年に比べて妙に「親切」である。事実関係を明確に指摘したり,設問の指示が細やかで論点の抽出がしやすいようになっている。民法等が顕著であろう。

このような「全体を通じた変化」は,第2回大会以来である。第2回大会は,未修者が初参戦すると言うエポックメイキングな年であり,そのためこの年の問題はかなり特異であり一般化できない。そして第7回大会はロースクール経由ではない,予備試験組が初参戦する年である。そのため,事実関係で混乱しないようにしたり,論ずる点を明確にしたりする工夫をしているのかもしれない。

あくまでも推測であるが,何となく設問も例年に比べると「饒舌」であり,ここ3年とは明らかに違う雰囲気である,と思う次第である。なので,例年以上に問題文を良く読み,誘導に的確に乗ることが重要である。「書きたいことを書いたり」しないこと。
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