主張反論型

2015-01-08 19:39:12 | 司法試験関連

主張反論型云々という話です。民法は設問自体が「反論を意識しつつ」という条件をつけてくることが多いので、主張反論の典型科目と見られています。他にも憲法が有名です。行政法、民訴法も自説だけ押しまくればいい、というわけでもないですね。

で、この主張反論ですが、あまり神経質にならない方がいいと思います。形式はなんであれ、要は常日頃から反対利益や反対の立場を意識した勉強をしろ、というだけの話です。そして「試験」なので、民法なら「批判を意識しつつ」になり、憲法なら「原告・被告・あなたの見解」形式になり、民訴であれば判例とは違う立場で論じる、など様々な形に変容するだけです。因みに、旧司法試験では「確かに、しかし」というように、「反対説」という形で出てきていました。

ただ、留意が必要なのは、「主張・反論」なので、なにも自説と反対説、という「規範レベル」だけではなく、事実の評価レベルだったり、抗弁だったり、憲法のように「保障されている、されていない」、「直接的制約だ、間接的付随的制約だ」、「審査基準はこうだ」、「解釈の指針はこうだ」など色々な場面で「あなたとは違う見方」を意識しなければいけない、という点です。

私の講義は元々基本的にいつもこんな感じです。例えば、判例の事実評価部分でも、「こういう見方もできますね」というように色々な見方で説明しています。よくレジュメで、高裁と最高裁で判断が割れた判例を素材にしていたのもこのためです。認定された事実関係は同じなのに、なぜ結論が真逆になるのか。それは事実の評価の仕方や重み付けが異なるからです。なので、事実評価の勉強にはもってこいの素材なんです。

新司法試験時代になり、「判例通説だけやればいい」という風潮になりましたが、それはまずい、ということで、問題に変化が現れ、全般的に揺り戻しがきているというのが現状ではないでしょうか。私は学説にしても、覚えなくてもいいけれども、反対説の視点等を理解した方が良い場合には、きちんと自説以外の説明もしています。そもそも、学説なるものは、「判例批判」から来ていますから、そのような批判を学ぶことは、判例の理解そのものでもあるのです。そのへんがわかっていない講師に当たると辛いですね。とにかく判例だけを押し付けられて終わります。闇雲に学説は屑なんて言っているようじゃ話になりません。「判例が大事」ということと、「判例だけをやればいい」は同じではありません。また、最近、テキストの分量を減らす傾向が顕著ですが(確かにボリューミーになりすぎていたのは事実ですが)、それも行き過ぎると結局受験生が困るんじゃないかな、と前から思ってはいます。

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予備試験講座のコンセプト、業界初の学習システム等の説明です

2015-01-08 00:55:07 | 司法試験関連

https://www.youtube.com/watch?v=EeTun7o0_5U&feature=youtu.be

7日に急遽収録したガイダンスです。時間は58分です。よくまぁ、ノープランで1時間喋くり倒すなぁ 笑

誰か見ながら話をしているように見えますが、ずっと画面で自分の顔見て喋っているだけです 笑

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