健康100話（974）：健康づくり

健康づくりとひと事で言っても、ほとんどの場合が身体の健康のことを意味します。
そして、色々な「方法」を述べていることが多いのですが、
方法よりも根本的なことを理解することがもっと大切だと思います。

毎日何気なく生きていますが、何気なくおこなっている「行為」の意味を知ることが先決だと思うのです。

・食事
現代の食事は美味しい物の情報が多いので、
食欲を満たすことが目的となりがち。
しかし、本当は自然の「秩序」を体内に取り込む時間であることを忘れています。

日本には「旬」という、絶好の秩序を知る習慣があったのですが、
今では栽培方法も改良され、少しづつ「旬」を感じられなくなっています。
この不自然が増えてしまった結果、自然の秩序を忘れがちになっているようです。

情報過多
人工的な進歩

この２つが、食事を頂く時の基本を忘れてしまったようです。
自然の秩序を知ると、「頂きます」「ごちそうさまでした」の挨拶を忘れることなどできません。

創造主様
全ての神様
全ての命
食事に関わってくれた全ての人の労力。

本当に食事とはありがたいものなのです。
あれが美味しいとか、〇〇が健康に良いと、
情報に頼る前に食事とは何ぞや？ということを考ることが大切ですね。

・意識の向き
物質的に魅力的な情報が増え、
常に意識を自分の外側に向け続けることが普通になっています。
意識を外ばかり向けていると、
精神的エネルギーが弱くなってしまうような気がします。

迷い、恐れ、不安…。
ネガティブな意識が大きくならないようにする為には、
自分の内側に意識を向ける習慣が必要になります。

・音
自然の中に入ると氣づくことがあります。
都会に住んでいると、いかに人工的な音が多いということに…。

風の音、木々の葉のさえずり、小川のせせらぎなどの自然音や、
マントラ、聖歌、赤ん坊の泣き声など、命の響き（聖音）は生きる喜びを与えてくれます。

食べ物の断食よりも、ひょっとしたら音の断食の方が必要かと思う時もあるほど
都会は人工音が多過ぎます。

・体操
体操はなぜ健康づくりに役立つのでしょう？。
私の考えは「純粋性」を取り戻すためだと思うのです。

健康になる為の「知識」や、経験値が入り過ぎ、
ついノウハウに走ってしまいがちですが、
今この瞬間の身体の状態を把握する為には、身体と心がピュアな状態にしておかなければ
正しい道が開かれません。

ヨガなどで体操は歴史があるもの。
これは緊張と弛緩を繰り返すことで、酸素エネルギーと氣のエネルギーが全身に巡り、
身体の純粋性を取り戻します。

本来の自分の姿を実感する時間が体操の時間なのです。

明日からお仕事の人も多いでしょう。
今年１年、皆様が健康で過ごせますように…。


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