No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

百匹目の猫

2018-10-21 | 漁港の猫
「百匹目の猿」という生物学者が仮定した説がある。芋を洗って食べることを偶然発見したニホンザル。その行動を他の猿が真似る。同じ行動を取る猿が定数(百匹と想定している)に達すると、その行動は群れの中だけではなく、物理的に隔絶された他の地域でも見られるようなるという。この説では宮崎県の島の猿が芋洗いを覚え、それが百匹を超えると大分県でも同様の現象が見られたという。まあ多少オカルト的な都市伝説的な逸話でもある。
事の真偽は分からないが、日本全国の漁港で、釣り人の釣果をおすそ分けして貰おうとししている「百匹目の猫」現象が見られるのは、間違いなく事実である。


LEICA M MONOCHROME(CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH
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松崎の日が暮れる(終)

2018-10-20 | 街:静岡
















秋田の自宅を出たのは、朝の6時前。昼食は東名高速の足柄SAで食べた。圏央道が開通したことで、首都高をパスして東名高速に出ることができる。かなり時間の短縮になる。首都高を経由して足柄あたりで昼食を取るのであれば、朝の5時前に出なければ無理だろう。圏央道というと、どうしても「拳王道」と頭のなかで変換してしまい、恐ろしいイメージを持っていた。拳王(ラオウ)が出てきて、「ここは拳王の名を持つ道、うぬ如きが走る道ではないわ!」とか言われそうで・・・。でも拳王様のお陰で大分時間は短縮できた。

さて、それでも途中で多少の用を済ませ、松崎に入る頃にはもう夕刻近く。30分も歩かぬうちに日が暮れてきた。嗚呼、西伊豆の町の夕暮れ。それは僕の産まれ育った町でなくとも、なんとなく同じ雰囲気を感じる。翌日が法事とお土産購入だけ。空き時間はなく深夜(翌朝)まで掛けて帰路に着く。多少おまけの写真を掲載するかもしれないが、短い短い伊豆滞在だった。



X-PRO2
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なまこ壁の通りで感じた哀しみ

2018-10-19 | 街:静岡












およそ数十年前、僕が子供だった頃、松崎の町を歩いたり、写真を撮ったりする人はほぼ皆無だったと思う。あろうことか、今では松崎のことを「伊豆の小京都」と言ったりするとかしないとか。大体の観光客は、こういう「なまこ」らしいところを求めて歩くのだが、普通の街並みと共存して、浮ついたところがない点は良いと思う。時間的には日が暮れ始める頃で、その寂しい感じは数十年前と変わらない。嗚呼、松崎の町で写真を撮ることは、もう二度とないのかもしれない。そう思うと、余計に寂しくなった。


X-PRO2 / XF23mm F1.4R
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床屋を巡る思い出

2018-10-18 | 街:秋田
子供の頃、僕は床屋さんに行くことが怖かった。出来ることなら、床屋になんか行かずに生きていきたい。常にそう思っていた。親から床屋に行けと言われても、胡麻化して逃げ回っていた。だから子供の頃、僕の髪はいつも長かった。何故床屋が怖いかといえば、あの髭剃りの剃刀だ。こちらは椅子に座らされ、前掛けで身動きできない。そこに薬品の匂いを連想させる泡を頬に塗りたくられる。床屋のオヤジは必ず、一度剃刀を立てて蛍光灯の方に向ける。まるで切れ味を確認するかのようだった。蛍光灯の光に剃刀は鈍く光っていた。
その剃刀が頬や首筋に当てられた時、「このオヤジの気持ちがちょっとでも変わって、その気にさえなれば僕は首を切られて死んでしまう」そう思うと「金〇(失礼!)」が縮みあがるほど怖かった。白い髭剃りの泡が深紅に染まり、僕の首筋から血が噴き出す。恐ろしい光景を想像し怯えていた。


そんな僕の床屋嫌いは中学生になると嘘のように治った。大人になったからではない。単に床屋を変えたからだ。中学になってから行くようになった床屋のオジサンとは何故か馬が合い、僕はむしろ床屋に行くことが好きになったほどだった。もしかすると、最初の床屋のオヤジは何らかの理由で、僕のことを嫌っていたのかもしれない。あるいは怯えている姿を内心楽しんでいたのかもしれない。今ではそう思っている。最初の床屋さんは、僕のことを無口な少年だと言ったらしいが、次の床屋さんは「ひょうきんな少年」と言った。今ではそれは遥か昔の話で、当時のオヤジさん達が生きているのかどうかも分らない。でも僕の思い出の中には生きている。


なお、写真と本文は関係ありません。伊豆に行って、古い床屋さんを見つけたら、当時のことを鮮明に思い出したので・・・。




LEICA M MONOCHROME(CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH
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橋の欄干に描かれた鏝絵の桜

2018-10-18 | 街:静岡




これは橋の欄干なのだが、町にこういうものがあるなんて羨ましいなと思う。静岡県松崎町。ここ数日、他にも写真を掲載しているので、是非見て下さい。


『8のつく日はwebにお花を』

X-PRO2 / XF23mm F1.4R
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