No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

マジックアワーを撮影する難しさ

2019-07-09 | 街:山形




マジックアワーといっても、「チャラララ♪〜」と音楽が流れる手品の時間ではない。日没直後の時間帯のことで、日は沈んでも空には明るさが残り、昼とも夜とも異なる色彩が世界を包み込む刻のことを言う。何気ない何時もの光景だって美しく見える。

そんな写真撮りにとっては理想的な時間帯だが、マジックアワーに撮影をすることには大きな障壁がある。刻々と明るさが変わるから?。露出を少し変えるだけで印象が変わるから?。周囲の人工光の処理の仕方?。ホワイトバランス?。手振れ対策?。そんなことは小さい小さい。技術的な面で多少の困難が伴うのは当たり前だ。それは大した問題ではない。

暑い中を歩き回り、喉も乾いている。店先からは美味しそうな匂いが漂ってくる。そして、そこで湧き上がる「生ビール呑みたい」という欲望こそが、最大の障壁なのだ。そっちか・・・とガッカリしないで下さい。

X-PRO2 / XF35mm F1.4R
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