No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

湯田温泉で温泉三昧

2022-05-18 | 温泉・宿









岩手県西和賀町の湯田温泉峡、四季彩の宿「ふる里」。岩手の町への写真遠征の岐路、何度か日帰り入浴でお世話になった宿である。とても感じが良い宿だったので、先週末に泊まりに行ってきた。骨折の影響が残っている。布団で寝ると、まだ立ち上がった際の動作に不安があった。だからツインベッドの部屋で無いと困る。何度も気兼ねなく温泉に入りたいので、部屋に露天風呂(源泉100%)が欲しい。尚且つ、予算が少ないので、リーズナブルな価格でないと困る。そんな我儘に最もマッチしていた宿である。宿泊にあたっては、「北海道+東北6県民割」を利用した。二人で宿泊費が1万円(ひとり5千円)割引になったうえ、4千円(一人2千円)のクーポンが付いた(アルコール代で全部使った)。

こんなに抜群の条件なのに、それほど混んではいなかった。食事も美味しいし、静かな環境だし、最高だった。なんで食事の写真がないんだ?とは言わないで下さい。温泉で頭が一杯で、食事の写真は失敗ばかりだった。温泉三昧を楽しんで、もちろん大浴場にも行ったが、部屋の露天風呂に入りまくった。たった一日のことではあるけど、足の血行も改善し、骨折の治癒が進んだと思う。尚、セクシーな僕の入浴姿も自撮りしたが、掲載は自粛した。

iPhone 13 PRO

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風呂は最高!風呂は最高!

2022-03-02 | 温泉・宿






昔、西田敏行がジョン・ベルーシみたいな格好をして、屋根の上で「風呂は最高!風呂は最高!」とノリノリで歌うTVCMがあった。朝日ソーラーのTVCMだ。西田敏行以前は、なんと菅原文太が出演していて、あの渋い声で「朝日ソーラーじゃけん」と決めていた。その後、朝日ソーラーは強引営業が社会問題化して、崩壊寸前となった(現在は復活している)。圧倒的な知名度を背景に戸別訪問営業を掛け、無理やり契約を迫る事例が多発した。あのCMを見て、客の方は無警戒に信用してしまったのである。あの危うさと同じ匂いは、現在では仮想通貨(なんとかコインとか)のCMやPRで感じる。スギちゃんとか、出川哲朗とか、松本人志とか、ガクトとか・・・。きちんとした運営元もあるとは思うが、一定数の怪しい運営元があることも疑いようがない。かつて西田敏行を信じて罠にハマった人がいたのと同じように、別の広告塔を信じて深みにハマる人が出るだろう。

話が完全にずれた。なんでこんな話を書いたのか自分でも分からないが、それくらいあの「風呂は最高!風呂は最高!」のフレーズには悪魔的な破壊力があった。良い温泉に入ると、僕は「風呂は最高!」と叫びたくなる。写真は宮城県の鳴子温泉。日帰り入浴で温泉三昧を愉しんだ。3000円で午前11時から午後5時まで部屋休憩が出来る。風呂から上がると、近くの食堂からカツカレーを出前で頼み、昼食も食べた(ノンアルコールビールです)。昼寝をしてまた温泉に浸かる。鳴子特有の黒湯が疲れた身体に染み渡る。ちなみに風呂の多くは貸し切りスタイルだった。風呂は最高!。

IPhone13 PRO

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午前十時の温泉街

2022-03-01 | 温泉・宿







時刻は午前十時を少し回った頃。僕は鳴子温泉の町を歩いていた。午前11時に温泉旅館に入る予定だ。日帰り入浴に来た。ここ暫く、毎週のように岩手方面に遠征し、いささか疲れが溜まっていた。鳴子まで来れば余計に疲れるかもしれないが、午後5時まで入浴休憩をするのである(実際には午後3時で撤収した)。早く着いたので、温泉街を少し散策したわけだ。今回は写真撮影は度外視して、ゆっくり温泉に浸かるつもりだ。そうして肩の力が抜けたせいか、町並みはいつも以上に美しく見えるから不思議だ。温泉街における午前十時(を少し回った頃)というのは、宿泊客もチェックアウトし、束の間の日常が訪れる時間なのである。日帰り入浴休憩は、宿泊者の間隙を縫うような役割なので、普段通りの町の顔を見ることが出来る。



LEICA M10 MONOCHROME / APO-LANTHAR 35mm F2 VM
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花巻台温泉の一日〜①これで足らざるものなし

2022-01-23 | 温泉・宿








一部の方からは、「こんな時期に何を考えていやがる!!」と批判を受けるかもしれないが、花巻台温泉で一日過ごしてきた。台温泉は花巻温泉郷のどん突きに位置し、周囲を山肌に囲まれた地にある。川沿いの狭い通りに古くからの温泉宿、湯治宿が建ち並ぶ。その殆どが小規模な旅館であり、娯楽的な要素はないが、夜になると静かな静かな時間が流れる。その「籠もっている」感が、僕は大好きだ。本当は定宿の鉛温泉に行きたかったけど、あちらは「そこそこ」混んでいるらしかったので、台温泉の湯治宿(一泊二食)を選んだ。ご覧のような質素で、こじんまりとした部屋である。これが良い。

今回の宿泊にあたっては、「岩手旅応援プロジェクト」を利用させて貰った。コロナワクチン接種などを条件に、岩手県に加え、秋田、山形、宮城の4県在住者に補助(割引)と地域クーポン(一律2000円)が支給される。元々は青森県も含まれていたが、新型コロナ感染者が増えたので、除外されてしまった。割引は宿泊1万円以上で5000円、つまり1万円の宿に5000円で泊まることが出来る。僕が泊まった宿は7000円強なので、3000円の補助。つまりは4000円ほどで泊まることが出来る。1万円の宿と1000円しか違わないじゃないかという考えもある。でも僕は写真のような宿に泊まりたかった。吉野屋旅館、家族経営のアットホームな宿である。宿泊客は僕以外には、もう一組のみだった。これだったら、空いているラーメン屋さんに行く方が、よっぽど「密」になるだろう。ご飯は値段からすると考えられない量で、朝晩とも部屋食だ。「一子相伝の秘密の木の下」で取れる松茸を使った土瓶蒸しが名物である。熱い熱い台温泉の湯に浸かり、一人酒を飲みながら飯を食い、また湯に浸かり、本(今回は山本周五郎)を読む。尚、湯治宿なので酒の持ち込みもオーケーだ。僕は瓶ビール(大)を宿で頼み、あとは持参した日本酒を愉しんだ。まさにここは天国だ。



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I'm Back 〜鉛温泉、約束の場所へ

2021-09-05 | 温泉・宿









よく行くラーメン屋が、従業員BBQ大会を開き、その流れで何軒もの飲食店を飲み歩いた。接待を伴う飲食店を5軒も梯子した人もいる。参加者の中に新型コロナ陽性者がいて、その後の調査で50名近い感染が明らかになった。まだ増えるかもしれない。このクラスターの様相が判明するまで、外食もままならない。田舎ゆえ、真偽不明の噂が駆け巡っている。

そして、僕は「定宿」として愛してやまない鉛温泉に出かけた。2020年以降、二度訪れているが、それは「旅館部」の方だった。今回はホームタウンの「湯治部」に宿泊した。いつ以来だろうか。湯治部には空調がなく、真夏の宿泊は有料の扇風機頼りとなる。もう今は涼しいので、扇風機が無くても平気だろう。なんと言っても湯治部は部屋で食事を食べる。客も大体1人か2人連れしかいない。古い木造の建物は隙間風が入り、放っておいても空気循環が行われる。家の近くでくすぶっているよりも安全だと判断した。宿泊者の方は、旅館の番頭さんが嘆くほど少なかった。お風呂でも殆ど人と会わなかった。この時期に湯治宿とはいえ、温泉に出かけることには賛否両論あると思う。自分なりに色々配慮したけど、批判があれば甘んじて受けようと思う。でも正直、久しぶりの定宿の感想は、控えめに言って「最高!」だった。

金曜日の午後に出かけたので、到着は夕方ギリギリ。初日は移動のみだった。次の日、僕は「約束の地」へと向かう。

X-PRO3 / XF35mm F2R WR , XF18mm F2R
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2500円の愉悦〜極楽哉

2021-05-15 | 温泉・宿









僕が住む地は、端的にいって田舎である。最近では田舎といっても、コンビニはあるし、Amazonで買い物をすれば最短一日で宅配もしてもらえる。最低限の生活において、それほど不便はない。でも最低限以上を求めれば著しく不便であることも事実である。当たり前のようでいて、その実は都会に住む人しか楽しむことのできない事柄。いちいち挙げつらうことはしないが、それは想像以上に多いのである。

それでも、田舎だからこそ可能な特権もある。今回は、某温泉に日帰り入浴に行ってきた。少々遠い場所でも、信号の数は極端に少なく、都会と違い渋滞もないので、簡単に行けてしまうのだ。そこでは午前11時から午後3時までの間、休憩個室として宿泊客室を使用し、温泉入浴を楽しむことができる。食事はステーキ御前、しかも食事処でも個室が提供された。今回は家人の好意(帰りの運転を任せる)により、生ビールも飲んだ。風呂あがりの生ビールは最高だった。食事休憩後、また露天風呂に浸かる。露天風呂の向こうには新緑に染まる木々が茂る。木立を抜ける高原の爽やかな風が、ビールで火照った頬を優しく撫でる。まさに愉悦。そして驚くべきはその料金である。なんと一人2500円(税別)。生ビールは別料金だけど、ステーキランチを食べて、温泉に何度も入浴し、4時間近く部屋を使って2500円。多分、これ自体で収益を取れるものではないだろう。都会のスーパー銭湯に行き、込み合った風呂に入り、大広間で休憩し、ランチを食べる。それだって同じ金額(以上)は掛かるだろう。うん、ここは田舎の方が有利な稀有な例だ。ここは極端でも、湯治宿に予約もなく駆け込んでも、千円少々で夕方まで客室で休憩利用できる。出前のラーメンを頼んでも合計2千円以下。

脱線したので話を戻す。今回の温泉宿、これだけの条件なのに空いていて、風呂も独占状態だった。何時か改めて泊まって協力したいと思う。なお施設の詳細はここでは書かない。写真にヒントがあるので、興味ある方は類推されたし。

撮影はすべてiPhone8
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湯治宿哀歌(エレジー)

2021-04-21 | 温泉・宿




菅首相の出身地としても知られる秋田県の旧・雄勝町(湯沢市)にある秋ノ宮温泉郷。そこに新五郎湯はあった。昨冬に「生ビール(中)付きの素泊まりが一人500円」という衝撃的な価格を打ち出していた。市の補助金があってのことのようだが、危機的な状況には違いない。今回、特に急ぎの仕事もない平日にテレワークを口実に部屋を取って日帰り入浴をしようと出かけてきた。結論としては新五郎湯は廃業していた。哀しい現実だ。

この廃業については、経営不振も要因だとは思うが、もしかすると経営者の「高齢化」が一番の理由かもしれない。新五郎湯とは無関係だが、こんな経験をしたことがある。某所の某温泉(まだ営業中なので場所も明かせない)に行った時の話だ。そこは小さな宿で、老齢の夫婦二人で営業しているようだった。部屋を借りて日帰り入浴をお願いして値段を聞いたが、どうもはっきりしない。「多分千円を少し超えているくらいだった」という。2千円位であればオーケーなので、お願いした。近くのラーメン屋から昼食の出前も取ってもらった。今にして思えば、お茶受けセットが2個出てきたり、頼んだタオルが出て来なかったり、多少不自然なことはあった。それでも部屋は清潔だし、温泉は極上。何もない環境だけど、本を読んでのんびりした。午後2時すぎだろうか、帰ろうと思い、玄関帳で声を掛けても一向に反応がない。仕方なく帳場あたりまで侵入していくと、そこで老齢の主人が椅子に座ったまま寝ていた。会計をお願いすると、話が全く噛み合わない。どうも僕が来た事実そのものを覚えていないようだった。ラーメンの丼を返そうとしても、何故ラーメンの丼があるのか理解できないようだった(その主人が部屋まで運んでくれた)。結局「泊まりでなければ金はいらない」と言い出す始末。何とかかんとか、ラーメン代600円と入浴料300円だけは払うことができた。部屋を使ったと何度も言っても、「そうとも思えないし、日帰り料金は忘れてしまったし、面倒だから900円で勘弁してくれ!」と主人が逆キレする始末だった。また今度ゆっくり来る。今度は泊まらせてくれ。とても良い湯だったと言うと、主人はにっこりした。例え、経営状況がど良いとしても、そう長く営業を続けられるとは思えない。

iPhone 8







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秘湯温泉の危機〜今こそ温泉文化を守る

2021-04-07 | 温泉・宿











4月の第一週、山形県米沢市の白布温泉に行ってきた。このご時世に温泉に行くことについて、賛否(というか否)はあろうかと思う。自分が田舎に住むせいか、その実態が報道やネットでみる世論と乖離してきていることを感じる。今日は少しだけ、その辺りのことを書きたい。(一度やたらめったら長い文章を書いたけど、余りにくどいので大分短くしたつもりだ。)

東北地方では宮城県の新型コロナ感染状況が極端に悪化している。他の地域は比較的落ち着いてはいるが、断続的にクラスターが発生している。脆弱な医療環境を考えると、どの県でも危険であることは間違いない。それは感染者数の最下位を鳥取、島根と争う秋田県も同様だ。そんな中、山形県の温泉に行ったわけである。この辺りは説明が難しいが、秋田、岩手、山形の3県の移動であれば、何となく容認されている現実がある。実際、千葉から東京に通勤することよりも遥かにリスクが低い。今回宿泊した白布温泉西屋は、少人数客に人気の秘湯宿で、圧倒的な温泉と米沢牛の料理が人気である。過去に十回ほどは泊まっていて、宿と僕らの間にはそれなりの信頼関係もある。人気宿であるにも関わらず、今回泊まっていたのは僕らを含めて2組4名のみ。もう一組の客は老夫婦で、風呂も食事も、ほぼ貸切に近い状態だった。宿は一時期は週末のみの営業だったという。宿へは自家用車で行ったので、途中で他人との接触も殆どない。つまりは日常生活より新型コロナの感染リスクは低い状況だった。電車に乗ることやラーメン店に行くこと、もっといえばコンビニに行くことの方がリスクが高いと断言できる。温泉旅館にも色々あり、箱根や熱海のような大型旅館ばかりではない。家族経営の温泉宿は危機的な状況だ。僕は「記念日」を祝うために旅館に行った。田舎なので、代行運転を頼むか、宿泊しないと食事と酒を楽しむことは困難である。その代わりに、温泉旅館を利用することは選択肢としてあって良いと思う。ちなみに写真も掲載した高畠ワイナリーのワイン、これを毎回ボトル1本飲むけど、なんと無料分で追加料金なしである。言わんとすることは、旅行や温泉宿泊を十把一絡げに「悪」にするなということだ。僕は以前から「温泉テレワーク」とか「一般企業の休日の分散化による平日旅行」が、進めば良いと思っている。それまでは待てないので、まずは温泉宿を潰さないようにしなければいけない。

受け入れる宿側にもリスクがあるので、地域限定とか、都道府県単位でも良い。もっと温泉宿を利用する雰囲気が醸成されて欲しい。僕はキャンペーンなんか無くても利用するけど、利用者を「悪」とする風潮に怯んでいるのも事実だ。一人旅、二人旅、あるいは少人数の家族旅行的なものを、もっともっと積極的に推奨すべきだと思う。この状況が続けば、日本中から秘湯宿が消えてしまう恐れがある。日本中の温泉宿が「伊◯園グループ」とか「大江◯温泉グループ」しかない、そんな状況が現実味を帯びているのである。建物は残っても、古くから大事にしてきた温泉文化が消えてしまう。そうならぬよう、僕は東北、越後、北関東の秘湯宿を徹底的に応援する。


追伸:2月にこっそりと定宿の鉛温泉に行った際に、宿泊した人向けのキャンペーンに応募した。花巻の特産物が抽選で当たるというものだ。すっかり忘れていたが、なんと「ほろほろ鳥」が当たり、昨日クール宅急便で届いた。うん、また行かなきゃ、そういう気分になる。でも「ほろほろ鳥」は、一体どんな味なんだろう。

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鄙びた温泉の初心者あるある

2021-02-17 | 温泉・宿







久しぶりに岩手花巻の鉛温泉に宿泊した。ホームグランドの「湯治部」ではなく、今回は「旅館部」の宿泊だ。湯治部は、写真撮影のホームグランドなので、その準備と気持ちが整ってから行きたい。思い返せば、僕も東北の鄙びた温泉に慣れてきた。実は僕だって東京や京都に住んでいる頃は、「日本秘湯を守る会」のような宿ではなく、豪華な温泉旅館旅館に行っていた。今では秘湯の順ベテラン的なポジションに立つと自負している。ネタではあるけど、温泉初心者が取りがちな行動について思い当たることを書いてみたい。尚、便宜的に「関東方面から来る温泉初心者あるある」とするが、ネタなので気を悪くしないで頂きたい。東北の温泉だから関西や九州方面から来る人は少ないし、関東方面からの客が多くなるのは確率論からして当たり前だ。そのなかには旅慣れた温泉達人が多くいることも知っている。僕も彼らから多くのことを学んだ。それでも総数からいえば、「温泉初心者」の多くは関東方面からの客であることも事実である。達人の方は生暖かく見て下さい。

<関東方面からの温泉初心者あるある>
①宿内の廊下、あるいは風呂場で会った時に挨拶もしない。
 →「こんにちは」とか「おはようございます」とか「お先に〜」くらいは喋ろう。無理なら会釈でも。
②風呂場で適当にスリッパを脱ぎ、出る時も他人のスリッパを履いていく。
 →自分のスリッパの場所を覚えて、それを履いて帰ろう。気持ち悪いでしょ。
③共同トイレのスリッパを脱ぎ散らす。
 →きちんと並べよう。子供か。
④風呂場の脱衣かごで「トナラー」をする。
 →お互い、着るときに苦労する。空いているのであれば離れた所から使おう。
⑤風呂に入る時、掛け湯をしない、または回数が少ない。
 →上半身、下半身、しっかりと掛け湯しよう。10回以上はしよう。
⑥風呂から出るとき、全く身体を拭かずに脱衣場に戻る。
 →浴室内でまず身体を拭いて、脱衣場が濡れないようにしよう。子供か。
⑦食事のご飯(米)のお櫃のシャモジの使い方が汚く、異物(おかずの汁)がお櫃に入る。
 →余ったお米は宿スタッフが食べるので、綺麗に使おう。残すのであれば蓋もしておこう。
⑧夜遅くまで騒ぐ。というか遅いと思っていない。
 →そこは都会ではない。田舎宿の夜は早い。時差2時間と心得よう。一般的な湯治温泉では午後9時以降は静かにすること。
⑨(男性の場合)、混浴風呂に入ってきた女性をジロジロと見る。
 →そういう場所ではない。混浴文化を理解しよう。
⑩妙に早い時間(午前7時とか)、または遅い時間(午前10時きっかり)にチェックアウトする。
 →これは自由です。でも朝風呂に入らないのは勿体ない。

他にも色々あるだろうけど、僕は温泉警察でもないし、上記の人を排除したいわけでもない。大体上記のこと程度を理解すれば、宿の客全体が快適で楽しい時間を過ごせる筈だ。そういう時間を過ごせば、また違う宿にも行きたくなるし、古くからの宿も経営が成り立つ。自戒の念を込めて掲載した。


X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
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槻沢温泉 「砂ゆっこ」で砂風呂に入った。 

2021-01-31 | 温泉・宿






皆さんは「砂風呂」をご存知だろうか。熱い砂に穴を掘り、そこに顔だけ出して身体を埋めてもらう、天然サウナみたいなものだ。経験者は分かると思うが、とても身体がすっきりして気持ち良い。その「砂風呂」が岩手県西和賀町にある。槻沢温泉 「砂ゆっこ」である。土曜日にその「砂ゆっこ」に行ってきた。砂風呂は施設の方がセットしてくれて、受付でもらったガウンを着たまま寝転べば良い。後は砂を掛けてくれて、途中で冷たいタオルで顔を拭いてくれ、体調が悪くならないか見守ってくれる。外は豪雪で、氷点下7度くらいなのに、砂風呂に入ると、汗が滝のように出て、代謝も促進される。砂風呂を出たら、専用の湯船とシャワーで砂を落とし、その後は、普通の温泉湯船にも入ることができる。入浴後は大広間の休憩室を追加料金なしで利用できる。これで1200円(一人)って安いんじゃないかと思う。

ちなみに当日の運転には苦労した。週末の暴風雪は肩透かしというか、僕の周囲では降雪も殆どなかった。ライブカメラで現地へ向かう道路を確認しても問題なさそうだった。でもこの時期は油断大敵だった。秋田岩手県境辺りではホワイトアウト状態、並走する秋田自動車道は通行止めとなり、すべての車がハザードランプをつけながら走行する始末。目測を誤ったドライバーが道路脇の雪溜まりに突っ込みつつ走る姿を何度も見た。幸い、本当の新雪でふわふわだったので、そのままラッセルしながら進んでいった。雪に慣れない地域のドライバーが観光で来ていれば、確実に事故か立ち往生が発生しただろう。本当のホワイトアウトは何も映っていない単なるグレーチャートのようなので、写真は割愛した。

(追伸)
ちなみに言い訳させてもらうと、砂風呂利用者は僕と家人の二人だけだった。その後、道の駅で昼食を取った。時間は13時半と遅かったが、レストランの客も僕ら二人だけ。普段よりも接する人が少ない週末だった。ここに行った理由は、家人が肘を怪我して、医者から「温めた方が良い」と言われたからだ。所謂「テニス肘」であり、数ヶ月掛けて治すそうだ。僕も病院に行くまでではないが、肘を痛めている。これってすべて除雪作業が原因なのである。

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