ろくすけの長期投資の旅

投資を学び、資産と自分自身の成長を
追及していきます

縁切り。

2018-11-17 01:22:05 | 銘柄研究
澤上篤人さんは、「長期投資に『損切り』は存在しない」と仰います。
「その会社を応援したい」と思って買ったなら、その果実が実ってくるまで応援し続ければいいと。

一方で「『縁切り』をした経験はある」ということも度々述べられています。
応援していた企業の経営が変わり、つまらない方向に動いていったようなケースですね。

【3276】 日本管理センター がMSワラントに手を出したのは、私にとってはまさに「縁切り」に足る行為です。

3Q決算翌日の寄り付きである程度売っていたのですが、上記に伴う昨日の大量売却もあってピーク時からは▲85%の株数減、ろくすけカブスの圏外へ。
それくらいネガティブ・インパクトのあるものでした。

私がここを本格的に買いだしたのが2013年、自分の中で一番盛り上がっていたのが2014~2015年です。
当時在籍していた小野学さんがイーベストを引っ張っていて、まさに第2の成長エンジンとして急ピッチで事業の柱の一つへと成長を遂げた時期でした。

そして私は密かに第3の成長エンジンとして、大阪琺瑯のような不動産賃貸業者のM&Aを活性化させることを期待しておりました(少なくとも小野さんは狙っていました)。
相続関連のニーズとして、不動産そのものではなく不動産賃貸業の会社(資産管理会社)の売買が活性化するのではないかと読んでいたのです。
詳しくは述べませんが、含み益が大きい物件の場合、不動産そのものを売買するより会社を売買する方が、税金の関係で手取りが多くなりますから。

ただその方向性も、2017年6月の小野さんの退職により一旦消えてしまいました。
当社に対する成長株としての期待はここで剥落し、以後は売却を進めていく方向へと転換しました。
管理戸数も頭打ちになっていったとはいえ、配当は良く事業アイデアが豊富で増配傾向も期待できたので、一定部分は保有を続けていこうとは思っていたのですけどね。

ここで改めて疑問に思うのが、なぜMSワラントなのか。
このスキームは、バイオベンチャーのような通常の資金調達が難しい事業に使われることが多いです。
既存株主の犠牲の下、引受人である証券会社は濡れ手に粟。
財務面に全く問題がなく、オーナー企業でもある日本管理センターがこれに手を出す背景をどうしても考えざるを得ません。

折しも、「かぼちゃの馬車」以降、国交省・消費者庁が連携してサブリース契約トラブル防止に関する注意喚起をずっと行っておりました。
さらにこの10月には、とうとう金融庁もこのタッグに加わっております(報道発表資料)。

こうなると某銀行だけでなく、サブリースを使ったアパートローン全体に、より厳しい眼が注がれるのは必至の状況です。
この問題が当社にも飛び火している可能性は否めません。
スーパーリフォームによりオーナーに銀行から調達をさせ、物件の価値を上げることを通じて当社も潤う。
このスキームが成長の原動力となっていましたが、昨今の状況下でリフォーム資金においても審査が通りづらくなっていると推察されます。
この事態が早晩改善に向かうとは考えづらいです。

またあまり考えたくもないのですが、万一、当社が顧客保護・内部管理体制面で問題を抱えていたとしてそれが何らかの調査や顧客とのトラブル等で明るみに出たとすれば、当社自体も銀行からの資金調達に支障をきたし、折角の投資機会を活かせなくなります。
本来、不動産賃貸業のM&Aは資産価値やキャッシュフローも読みやすく、平時であれば銀行が喜んで貸すはずですから、このスキームに頼る必然性は乏しいのです。
こういった状況に陥れば、風評の悪化で管理戸数も減少することが常態化し、ジリ貧になってしまうことさえ考えられます。

目先は具体的な案件が無いのに資金調達を焦ったのは、これらの事情が重なってのことではないでしょうか。
私としては全くの杞憂であることを望んでおりますが、最悪の事態を想定して動かざるを得ませんでした。

ただ全株の売却まではしておりません。
当社(というか、武藤社長)から何らかのリアクションがあることを期待して、株価変動が気にならない程度のポジションに抑えつつ様子見をしようと思っています。

私は将来を楽観的に見たい性格だからこそ長期投資をしているのですが、今回ばかりは。。
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