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バレルとオルガン奏者マクダフとの共演

2008-12-30 02:23:54 | jazz & vocal
Crash!/Kenny Burrell with The Brother Jack McDuff
(Prestige 7347)


 オルガンプレイヤーとギターの共演はジャズでは定番的なコンビネーションですよね。ブルーノートではジミー・スミスとケニー・バレルというのも結構良くある組み合わせですよね。バレルはフレデリック・ローチとの共演もみられますね。一方 プレステッジとなるとケニーとオルガンプレイヤーの共演はジャック・マクダフの2枚があるくらいだろうと思います。一枚はマクダフ名義、そしてもう一枚は本日アップのケニーのリーダー盤です。今日は、このプレステッジ盤をアップしますね。

 メンバーはKenny Burrell(g), Jack McDuff(org), Harld Vick(ts), B-2の"Love Waled In"にのみ参加のEric Dixon(fl), Kennyとはあの名盤"Midnight Blue"で共演したRay Barretto(conga), Joe Dukes(ds)です。Kennyがマクダフの四重奏団の客演する格好です。A-1はコテコテデラックスで絶賛された"Grease Monkey"で最もマクダフらしい演奏です。でもメインストリームファンならむしろそのあとのA-2"Breeza And I"とAラスの"Nica's Dream"の2曲に惹かれる筈です。力強イヴィックのテナーもいいですし、バレルのスウィンギーなギターが最高です。B-1がブルースの"Call It Stormy Monday"で、こんな曲相になると途端にバレルらしいブルージーな味のある演奏となりますよね。最後の"We'll Be Together Again"はマクダフのショーケース。ゆったりとしたバラードを荘厳に奏でるオルガンはコテコテの印象はむしろ希薄でバレル名義らしいアルバムならではの演奏かも知れませんね。

 所有盤はプレステッジのソリッドブルーのモノラル盤です。ジャケは何気ないデザインですが、コーティングの効いたカバーが嬉しいですね。


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