The Freedom Rider/Art Blakey & The Jazz Messengers
(Blue Note ST-84156)
(Blue Note ST-84156)
ホレス・シルバーと始めたジャズメッセンジャーズは、常に若い力を入れながらブレイキーのタフで若々しいドラミングを背景に進化を続けていったコンボと言えると思います。そば屋の配達人までが口ずさんだというモーニンは一つの頂点でもありましょうが,このメンバーから新しく音楽監督兼テナーサックスプレーヤーをウェイン・ショーターに換えて吹き込まれたブルーノート盤です。1961年の録音であり、丁度日本公演を成功させた後の録音で各人の油の乗り切った演奏が聴かれます。
メンバーの解説は不要かも知れませんが,モーガン,ショーター,ティモンズ,メリットそして御大ブレイキーの五重奏団です。モザイクよりレコードナンバーでは後になるのですが録音はそれよりも前で3管への移行前になりますね。内容が良かったから後になってプレスされたのかななんて想像します。全曲メンバーのオリジナルで構成され,タイトル曲は御大のソロプレイ、後の4曲はモーガン,ショーターが各2曲ずつオリジナルを提供しています。A-1の"Tell It Like It Is"はショーター作で冒頭を飾るにふさわしい演奏で,モーガンのダイナミックでイマジネイションあふれるソロが聞き物です。ティモンズも得意の3連符連発で小気味よいですね。これぞJMです。A-2はドラムソロですがスネアを多用したプレイが印象的ですがこれはどうもと言う方は多いかも・・・。B面はラテンリズムのEl Toroから始まります。作曲者ショーターのソロがfeatureされますが渦を巻くようなソロは彼ならではと思います。続く"Petty Larceny"と"Blue Lace"はモーガンのオリジナルでここでも好調なモーガンのテクニカルなソロがいいですね。
NYCのステレオ盤です。あまり話題にのぼるアルバムではないですがこのグループの実力を示した隠れた名盤であろうと思います。
これぞJMという演奏です。
この一曲のために購入のアルバムだと思います!
モーガンとショーターの爆発に激怒するアート・ブレイキーという恐ろしさ!
ただ次がドラムソロなんで、ジャズ喫茶では敬遠されたのかもしれません。
実は私はこの演奏を、買ってから聴いて、驚愕したんですよ。
自分なんか堂々とサムシンエルス、クールストラッティンなどをレジに持っていきますよ。さすがに2枚目ですが・・・
モーニンも二枚目の顔して持っていけば全然平気でしょう!
大丈夫ですよ。
誰も見てませんよ~!
この辺はさすがに所有してませんよね!
ジャケットがイケてますね~このアルバム。JMとは縁遠い私ですが、聴いてみたくなる雰囲気を持ってますね。
この盤は(存在は知ってましたが)見かけたことありません。JMの中でも結構マニアックなアルバムでしょうかね。この面子だと自分はチュニジアの夜とかバードランドのライブ盤とか良く聴きます。(共にBlueNote)モーガン~ゴルソンや後の三管編成が人気あるのでしょうが最近JMの暗黒時代と揶揄されるB・ハードマン、マクリーン(+グリフィン)がフロントの頃のやつを何故か聴いてますよ(笑)