Listen To Barry Harris/Barry Harris
(Riverside 9392, jp reissue)
台風が行ったと思ったらどうも本格的な梅雨モードです。今日は,一日中雨模様です。止むことがありません。こんな日には,自分の部屋の掃除を入念にやってあとは,真空管をゆっくり温めてジャズでも聴くのが一番です。こんな陰鬱な天気にはバリー・ハリスのソロピアノなんてのが結構気分だったりします。重厚なパウエルマナーのバッパーがやるソロアルバム,タイトル通り、じっくりと『聴いてやる!』ってかえしてみたいモノです。
全編ソロですからパーソネルは彼だけです。A面冒頭の"The Londonderry Air"から原曲を生かしたアレンジで好感が持てます。このブログの来る方はみんなご存知のダニーボーイです。K.ドリューのようなリスナーに媚びるようなルバート風のキラキラ感がないのが良いですね。安心して聴けます。そして A-4の"Body And Soul"からがハイライトですね。情感のこもった解釈が美しいこの曲のメロディを最高に引立ててくれますね。続くコルトレーンとは同名異曲の"Ascension"はハリスのオリジナルとクレジットされていますがパウエルの"パリの舗道”を彷彿させる佳曲でこのスピード感溢れるソロも捨て難いですね。
ソロは全編聴くと疲れてしまうことが多いですが,ゆっくりと時間が取れる時には良いですね。こういう雨模様にはうってつけかもしれません。所有盤はウェイブジャズクラシックスとして発売された国内盤です。ハリスの媚びないソロ,いいですね!
ハリス,レイともにいいですよね。80年代だったと思いますがデューク・ジョーダンのピアノソロをライブで聴いたことがありますが良かったですよ。一方,ドリューの70年台以降は淋しいですよね。こねくり回したルバート風プレイが耳についてダメですね。
異色なのは,キースとチックのソロですよね。随分ジャズ喫茶で聴かされましたから・・・。
予報では今週も晴れそうな日は一日もありません。
ワーゲン乗りにとっては難儀な季節です。
あと1ヶ月の辛抱ですけどね・・・。
うちの庭も雑草がどんどん背丈を増して行きます。
そのうち草刈りしないとダメなのですが,天気がこう悪くては・・・。
草が伸びて伸びて、朝は草刈してから仕事です(笑。