67camper's Blog

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ロックジョーの黒いスタンダード集

2006-06-18 00:36:23 | jazz & vocal
Trackin'/Eddie "Lockjaw" Davis
(Prestige 7271)


 Eddie "Lockjaw" Davisは古くは40年代から活躍したプレーヤーでいろんなジャズシーンで活躍を見せてきました。新しいところではパブロやスティープルチェースにも リーダー盤がありますが、彼のベストエラはやはりグリフィンとのバトルプレイを中心に吹き込みの多いプレステッジ、リバーサイドおよびその傍系レーベルに 吹き込みを重ねた60年代初頭だろうと思います。その激しいブローでコテコテ系のアーティストとも見られていますが、スタンダードの解釈も巧みで、ここで はブルースフィーリングあふれる黒いテナープレイを聴かせてくれます。以前にUPしたムーズヴィル盤よりもプレステッジだけあり、さらにアーシーなスタン ダード演奏となっています。  

 メンバーはデイヴィス以外には、ジョージ・デュビビェのベースをふくむドン・パターソンのオルガンカルテット(ポール・ウィーデンのギターとビリー・ ジェームズのドラム)がクレジットされておりファンキーでアーシーなプレイを聴かしてくれます。演奏曲もスタンダードが中心で、"There Will Never Be Another You", "What's New", "Too Marvelous For Words", "A Foggy Day", "Beano", "Day By Day", "Robbin's Nest"の7曲です。とくに"What's New"はJazz Magazineの編集長Dan Morgansternのライナーノートに述べられているように、ウォームなトーンで迫るデイヴィスのソロが素晴らしくこの中の演奏では白眉です。他の6 曲も、アーシーでブルージーな黒いスタンダードの仕上がりでプレステッジエラを代表するロックジョーのアルバムと言えると思います。  

 センターレーベルはブルー、シルバートライデントです。ジャケのB&Wのロックジョーのドン・シュリッテンによるフォトも格好いいですね。


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10 コメント

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Unknown (サイケおやじ)
2006-06-18 03:52:39
ロックジョーはカウント・ベイシー楽団の看板スタアだった時の演奏をジャズ喫茶で初聴きでした。

激して外れていく寸前のアクの強さが印象的でしたね。

正直、その頃のジャズ喫茶はコルトレーンが神様でしたから、なんだ、これ~? という雰囲気でしたけど、グリフィンとのバトル盤とかで気になる存在になりました。

ご紹介のアルバムは残念ながら持っていません。聴く努力をしてみます。
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神様!? (67camper)
2006-06-18 04:44:13
サイケおやじさんコメントありがとうございます。

神様とは比べないでくださいね(笑)

神様は確かに凄いですが、神様はこんなプレイできないですよね。

インパルスの終わりの方は未だに???ですね!
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ジョー・デイヴィス (bassclef)
2006-06-18 08:45:00
おはようさんです。エディー・ロック・ジョー。この人のテナー、やっぱり悪くないですね(笑)この紹介盤・・・いい曲ばかり入ってますね、こりゃあ聴いてみたいです。グリフィンとロック・ジョーの共演盤では、prestigeのライブ盤で「The First Set/Live At Mintons というのは気に入ってます。(といってもこれを含めて2~3枚持ってるだけですが)モンクの曲~well you needn't など

ゴギゲン(死語?)ですよ。
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ブロウしてますか (george)
2006-06-18 10:47:21
Lockjawは、Shirley Scottとやっているものは持っていますが、これは未聴です。ひょっとして未CD化なのかもしれません。

真っ黒でブルージーなスタンダードが聞けそうですね。

メロディが綺麗な曲が多いようですが、相変わらずのブロウしてますか?
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ロックジョーですね (MORITAT)
2006-06-18 16:16:16
こんにちは。

名前がかっこいいですよね、ロックジョーなんていう愛称?が。しかし、最近アルバムクリックして大きく見れないのですか?



レコードフレーム、手作りやめて安直に既製品を購入しました。
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ミントンズプレイハウスのライブ (67camper)
2006-06-18 19:32:21
bassclefさん、コメントありがとうございます。

厳しいところをおもちですね。

というのも一番自分がわからないところが、このミントンズプレイハウスの61年1月6日ライブです。この日のライブはprestige7309.7330.7357の3枚に分けられて収録されています。7330にはダブりがないですが7309と7357にはBillie's BounceとEpistrophyがともに収録されています。これが同じテイクかどうかの疑問をずっと引きずっています。誰か、情報がありましたら御教示ください。
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blow? (67camper)
2006-06-18 19:39:36
georgeさん、コメントありがとうございます。

そうですね、Scottとの共演盤の方がおおいですよね。前にアップしたMoodsville盤で書いたとおりで、Scottとはレギュラーグループだったようですよ。このPatteronとのセットもそれなりにblowしてますよ。でも彼のスタンダードの解釈に耳がいきますね。blow聴くなら、グリフィンとのセットの方が良いのではと思います。
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レコードフレーム (67camper)
2006-06-18 19:47:31
MORITATさん、コメントありがとうございます。

フレーム設置されたようですね。アウトツーランチが入ったフレーム、mixiにて拝見しました。安くて良いですね。コストと手間を考えたら作るよりはましですね。



すみません。以前は画像クリックで拡大してましたか?最近はHTMLエディターを使って投稿しているためかと推測しています。以前はテキストエディターを使用していたのですが、この時はアルバムをクリックしておおきくなってたのでしょうかねぇ???(クリックは出来てたのですが大きくはならなかったように思うのですが・・・)よくわかってません。とりあえず現状で許してね!
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ライブは3枚も! (bassclef)
2006-06-18 19:54:28
camperさん、グリフィン/ジョー・デイヴィスのミントンズプレイハウスのライブ~おっしゃるとおりですね。僕はそこまでの調べはついてませんでした(笑)「プレスティッジブック」(ジャズ批評社)によれば・・・

7309:the first set

7330:the midnight show-live

7357:the late show

と3タイトルがライブの時間を表しているようでもあり、だとすれば、同じ曲の別テイクだと思います。まあでも実際に聴いてみないとね(笑)そうすると・・・何が何でもこの3タイトルを揃えたくなってきますね(笑)
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そうか! (67camper)
2006-06-18 21:07:30
bassclefさん、早速REありがとうございます。

>3タイトルがライブの時間を表している・・・!

そうか!とはたと膝を打ちました。



実を言うと、7309(blue silver trident), 7357(olive, fantasy)を所有しており、これがどう聴いてもBillie's BounceとEpistrophyのテイクは違うと思っていたのですが確証なしでした。ともに4曲収録で2曲がダブり!どうして?ご存知のようにプレステッジの再発はジャケット違いでしょっちゅうですからね。さらに最近まで間の7330の存在を知りませんでした。bassclefさんのsuggestionを受けて想像すると、第1セットと最後のセットに多分同じ曲をやったのでしょうね?

なるほどと勝手に納得してしまいました。

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