Meet Betty Carter and Ray Bryant/Betty Carter
(Epic ECPZ7 jp reissue)
(Epic ECPZ7 jp reissue)
Betty Carterのプロ・デビューは結構古く1948年にライオネル・ハンプトン楽団で”バップスキャットを唄い始めたと言います。当時は、バップ花盛りの時代でハンプトンは彼女に“ベティ・ビバップ・カーター”の愛称をつけて売り出したと言います。現在の、ホーンライクで即興性の強い彼女のボーカルスタイルはこの辺りが下地になっているのかも知れません。この時代の黒人歌手がすべて影響を受けたビリー・ホリデイをアイドルとし艶のある声で唄うスタイルは勿論ですが、彼女のスタイルはそのイントネーションと器楽的なノリの独特さにあると思います。
昨日のプィル・ウッズに続いて再びのエピック国内盤再発ですが、本日は事実上の1st albumともいえる"Meet Betty Carter and Ray Bryant"をアップします。タイトルからもわかるように、ピアノのレイ・ブライアントとの共演【Wendell Marshall(b), Jo Jones(ds)】で、一部の曲ではJerome Richardsonのフルートが入っております。全12曲の構成で、ベティのボーカルが聴けるのが6曲【"Moonlight In Vermont", "Thou Swell", "I Could Write A Book", "Gone With The Wind", "The Way You Look Tonight", "Can't We Be Friends"】、レイのインスト曲、6曲からなります。Vermont~はリリカルなボーカルで出だしから艶やかな声にニンマリしてしまいますし、急速調のThe Way You~やThou Swellでのバップスキャットなど彼女の真骨頂と思います。レイのピアノ伴奏の巧みさは言うまでもありません。リチャードソンのフルートもいい味をだしてますね。
この国内再発盤もなかなか入手困難な一枚でした。ロゴだけのカバーですがカラーセンスの良さが光ります。
大阪で見つけられたとのこと、良かったですね。
タワーレコードと言うと、CDですか?
喫茶店をやっていた頃の想い出のアルバムとのことですね。こういう特別なエピソードが個人個人にあるのがレコード音楽の魅力ですよね。特にジャズではマイナーなものが多いですから、こういう話にはとても共感してしまいます。
ゆっくりと楽しんで聴けますね!まずはおめでとうございますというところです!
例のアルバム、レイチャールス&ベティカーターを大阪で見つけました。地元ではどこにも無かったのですが、今年の5月の連休に友人と関西へ旅行した際、ふと立ち寄った難波のタワーレコードで再会することが出来ました。(笑)輸入盤しか在庫が無く、値段も安かったので音質が心配でしたが大丈夫でした。ほんとにいいですね!いつ聞いても痺れています。何十年たっても本物は色あせないってことかな?
おそらくあると思うので探してみてください。CDでも出ているかもしれませんね?
67に乗っておられたということですね。
じぶんも67はbus(westy)がそうですが、最初の12V、特殊部品が多くて大変ですが、家族の移動には大活躍のvehicleです。
今後もなんとか維持していこうと思っています。
偶然ですが、私もVWフリークで数年前まで、67のビートルに乗ってました。とても程度の良い北米仕様車でした。
事情があって手放しましたが、今では後悔しています。空冷VWに乗ってると国産車の快適さが欲しくなり、国産車に乗ると乗ったで、この聞き分けの良い子供?の様な快適さがつまらないですね(笑)
自分も所有していますが、再発盤です。
A-1の"Everytime We Say Good-bye"でのいきなりのかすれたレイ・チャールズの声にしびれますよね。
再発もされましたし、中古ショップを探せば絶対出会えるアルバムではないでしょうか?
20年前に喫茶店やってました。
お店が暇な時によく聞いていたのが、ベティカーターとレイチャールスとのデュエットアルバムでした。
ある日お客さんに貸し出ししたら、行方不明に・・・
スローバラードの、<二人でカクテルを>って曲にいつも痺れていたんですが、今ではこのアルバムは入手困難でしょうか?
Philly自体が愛称ですので、フィリー・ジョーの可能性も充分ありえますよね。自分の日本盤アナログも青木氏のライナーですのでCDのモノはおそらくこれからのコピーでしょうか?
ドラミングからの断定は自分にとっては極めて高度な問題で答えがだせません。役に立たず申し訳ないです。
とても興味深く、拝見させていただいております。
この盤は、日本盤、輸入盤CDにて愛聴しております。ベティ・カーターより、レイ・ブライアント目当てでして、どのアルバムを聴いても彼のピアノは、ブルース・フィーリングに溢れていていいですよね。
ところで、最近、ある発見をしたのです。
おそらく、あまり、知られていないことだと思いますので・・・。(そんなこと知ってると言われると元も子もないのですが。)
'96年に発売された、米輸入盤CD COLUMBIA LEGACY シリーズの同作のクレジットでは、ドラムスがフィリー・ジョー・ジョーンズとなっているではありませんか。最初は、誤植だと思いました。つい先入観でジョー・ジョーンズだと思って聴いていましたが、良く聴いてみるとやはり、フィリー・ジョーではないか、という結論に達しました。
それ以前から日本盤CD(ESCA5056)を持っていましたが、そのライナーは青木啓氏で、ドラムスはジョー・ジョーンズと書いてあります。上記米盤CDは、リイシュー・プロデュースをマイケル・カスクーナが行っており、ライナーノートでも明記していますので、まず、フィリー・ジョーで間違いないでしょう。
レイ・ブライアントのもう一枚のエピック盤(こちらは、5曲にジョー・ジョーンズ参加)と聞き比べると更にわかりやすいです。明らかに本盤のドラムスのほうがノリが、軽快です。本盤の「What Is This Thing Called Love?」「Threesome」にそれが顕著です。しかし、全曲ブラシなので彼の特徴がわかりにくいのも確かです。
なお、米盤CDでは、本盤の全曲にフィリー・ジョーは参加となっており、録音日は、オリジナルの曲順でいくと、1,2,4,6,9が、55/5/13、8,10,12が、55/5/16、3,5,7,11が、55/6/1となっています。
マイルスの「The Musing of Miles」へのフィリー・ジョーの参加が、55/6/7であり、マイルス・バンド参加直前のレコーディングだったと思われます。
また、米盤CDは全19曲入りで、追加曲は、同トリオの2曲(オムニバスより1曲、未発表1曲)、同トリオにベティ・カーターの唄で未発表1曲、ベティ・カーターの全く別セッションのフルバンドで未発表4曲です。また、ベティ・カーターの上記未発表5曲については、厳密には、'80年に米盤LP「Social Call」としてCBSの未発表物の1枚として、発売されています。
残念ながら、この米盤CDは、現在は廃盤のようです。(音は日本盤のほうが良いです。)
最近、国内盤CDで復刻されましたが、こちらには、トリオの未発表「GET HAPPY」1曲のみの追加(どうせなら全部出せ!と言いたい)となっており、今更ながら、近年のこの会社のやる気のなさにあきれてしまいます。さて、このライナーのクレジットがどう書いてあるか、興味深いところです。
長々と書いてしまいましたが、67camperさんはどう思われますか?
エピックもボーカルものはもう少し入手がしやすいかもしれません。自分自身出会えるのに時間を要したアルバムではありますが・・・
もしBettyが気に入らなくても、レイのピアノは楽しめますからいいと思いますよ!
このエピック盤は何度か中古屋さんで見たことあります。迷った末買わなかったのですが。camperさんの紹介文読むと欲しくなります(笑)器楽的なノリというところがこの人の特徴なんでしょうかね?レイのpというのも魅力的だし、今度見かけたら即ゲットします!