67camper's Blog

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リラックス、"LEGS"のピアノ

2006-10-02 02:21:19 | jazz & vocal
The Original Jazz Performance of ROBERTA)/Morris Nanton
(Warner Bros. W1279)


 その長身と細身の体躯から"Legs"の愛称で親しまれたピアニストがモーリス・ナントンです。prestigeの諸作が良く知られているでしょうか?、いずれもトリオ形式のアルバムで以前まとまって発売された事があったと記憶しています。このときに入手され彼のリラックスしたピアノスタイルを既にご存知の方も多いかも知れませんね。

  本日アップのアルバムは、58年の録音でジェローム・カーンのミュージカル"ROBERTA"の曲をジャジーにピアノトリオで演奏したワーナー盤です。ワーナーも渋いレーベルでジャズではマーティ・ペイチやチコ・ハミルトンの盤が知られていますよね。ここではレギュラーベーシストと言うべきNorman Edgeと味のあるドラミングで知られる名手Charlie Persipのトリオによるリラックスした趣味の良いジャズが聴かれます。さてROBERTAというとどんな曲があるか?こんな質問にすらすら答えられるほど知識がないのですが、サイドAでの"Smoke Gets In Your Eyes"や"Let's Begin"、サイドBでのEdgeのソロがfeatureされる"Yesterdays"が有名曲ですね。ナントンのタッチはどうでしょう?ジーン・ハリス的なところもありますが強烈な個性はなく、この辺の曖昧さが持ち味かと思います。ラストの"The Touch Of Your Hand"のパーシップのポリリズミックなドラムも聞き物ですよ。

  ワーナーのグレイレーベル、オリジナルモノ盤です。グリーン基調の女性のカバーも秀逸です。以前から欲しかったアルバムで、確か渋谷ジャロでみつけて購入した想い出のアルバムでもあります。こう言うリラックスピアノも疲れなくていいですよね!


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6 コメント

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Morris Nanton (swan)
2006-10-02 06:43:17
おはようございます。



これまた渋いですね!確かナントン自分も1枚持ってました。Soul Fingers(Prestige)ファンタジー再発盤だったかで・・“いそしぎ”とか演ってるやつです。ガーランドやご指摘のG・ハリスライクなリラックスしたPで良いですよねー。この手のP・・John WrightとかJohn Young,Richard Wyandsなんか集めだすとほとんど病気でしょうか(笑)



それにしてもこんな地味(失礼!)Pが大手のワーナーから出たというのが不思議なんですが?
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ナントンいいでしょ! (67camper)
2006-10-02 12:55:55
swanさんコメント有り難うございます。

Soul Fingersもいいですよね。John Wright, John Young,Richard Wyandsなどこのあたりの渋いピアニストがやはりリラックスできていいですよ。こういう盤を全く受け付けない硬派のジャズファンももちろんいるでしょうが・・・
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硬派のジャズファン (swan)
2006-10-02 20:09:29
最近年くってきたせいかよく思うんですが、この手のリラックスできるピアノこそジャズの真髄ではないかと(笑)リラックスできてもジャズスピリットは失っていないというか・・。camperさん仰る硬派の人達?はパウエル、モンク、エヴァンス、ハンコック等のイノヴェーターばかり正座して聴いているんでしょうか?そればっかりだと疲れますよね(笑)それよりもこうしたpをニンマリ聴いている人に真のジャズマニアの恐怖を感じるんですが(笑)
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硬派ジャズって・・・ (67camper)
2006-10-02 22:20:31
swanさん、コメントありがとうございます。御指摘のパウエル、モンク、エヴァンス、ハンコックは確かに凄いんでしょうが、彼らの中でも小品というか、やはりリラックス出来るモノがターンテーブルにあがる事が多いです。BNのパウエル1.2集やモンクの1500番台なんてあまり好き好んで聴こうとは思いませんよね。自分だけかも知れませんが・・・
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相性 (サイケおやじ)
2006-10-05 07:18:37
この人について「曖昧」とは、ぴったりです。

個人的にはそれほど好きなピアニストではありませんが、聴いているうちに自然と和んで、ノセられてしまいますねぇ。

このアルバムは、ちょっと相性が悪くて、入手して直ぐに手放してしまいました……。
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”捨てられない病!” (67camper)
2006-10-05 20:42:52
サイケおやじさん、コメントありがとうございます。

自分の場合、入手して相性が悪いなと思うアルバムってあります。

でも、また時間をおいて聴くと違った印象に聴こえる事は日々経験するところです。



そういった意味で手放す事って、ほとんどないのです。

そんな感じなので、コレクションは自然と膨大になりますよね。

”捨てられない病!”なのですよ(笑)。
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