67camper's Blog

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ヨットのクリス!

2007-07-16 04:26:38 | jazz & vocal
Chris Craft/Chris Connor
(Atlantic 1290)


 ケントンガールとしてはアニタ,クリスティ、コナー, リチャーズが知られていますが、みんなジャジーでハスキーボイスを特徴とています。中でもアニタ,クリス・コナーの2人はコンボとのコラボも多く、ジャズを強く感じるシンガーです。クリス・コナーはベツレヘムとこのアトランティック時代がベストですが,アトランティック時代はリリース枚数も多くどれをとっても粒ぞろいの好アルバムがひしめいています。中でもヨットのクリス,このクリスクラフトはファンの多い名盤と言っても良いのではないでしょうか?

  バックは3つのセットで演奏されていますが,基本はStan Free(p), Mundell Lowe(g), George Duvivier(b), Ed Shaunghnessy(ds)のリズム隊です。曲によってフロントラインにBobby Jasper(fl), Al Epstein(english horn, bcl)が加わります。(ジャスパーが加わるセッションではベースがパーシー・ヒースに代わります。)中でもギターのマンデル・ロウの活躍ぶりは特筆モノです。A-1のスローなナンバー"Moonlight in Vermont"のロウのギターによる伴奏はとても好ましく,ハスキーな声で出てくるクリスのボーカルととけ込んでグッと惹き込まれます。またスタン・フリーのピアノもカラッとしたサウンドで、クリスとの相性抜群です。B-1の"Chinatown My Chinatown”ではイントロ,ソロと大活躍のプレイを聴くことができますね。B-2の"One Love Affair"で、イングリッシュホーンと思われるバッキングとサトルなリズムに乗ってミディアムスウィングを唄うクリスも良いですよね。続くジャスパーのフルートにからむ"The Night We Called It A Day"や再びロウのギターが絡む"Lover Man"等のバラードも捨て難いですね。デュビビエのタイトなウォーキングベースも全編を通じて良く鳴っていますね。

 所有盤はアトランティックのブラックラベル,シルバーロゴのモノラル,オリジナルと思います。ヨットのクリスとして有名な涼しげなカバーも夏らしくていいですね。


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