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ジャズスタンダードにスポットを当てたフィニアスの名盤

2010-02-10 03:46:35 | jazz & vocal

The Great Jazz Piano/Phineas Newborn Jr.

(Contemporary GXC3156 jp.reissue)

 個人的に贔屓の邦人ピアニストに菅野邦彦さんがいますが、彼のスタイルを語るときに良く引き合いに出されるのがエロール・ガーナーとフィニアス・ニューボーン・Jrです。自分は菅野さんのピアノを最初に好きになり、フィニアスを聴くようになったのですが、両手でユニゾンを弾きながら盛り上げて行くピアノスタイルに魅了されたものです。今日はコンテンポラリーに録音された"GREAT JAZZ PIANO"をアップいたします。

 メンバーはA面がミスターウォーキング、リロイ・ビネガーのベースとミルト・ターナーのドラムスで62年録音、B面がキャノンボールのリズム隊からサム・ジョーンズ、ルイス・へイズを加えたトリオで61年録音となっています。このアルバムでは所謂スタンダード曲ではなく、スタンダード化したジャズメンオリジナル曲スポットが当たっています。Celia(Powell), This Here(Timmons), Domingo(Golson), Prelude to A Kiss(Ellington), Well, You Needn't(Monk), Way Out West(Rollins), Four(Miles)という選曲がリスナーの琴線を刺激しないではいられませんね。良く知られたジャズスタンダードのフィニアス的解釈がたのしめる構成です。A面のピアノ奏者のオリジナルより、B面のロリンズ、マイルスのオリジナルの演奏が好きですね。

 所有盤はキングが出したコンテンポラリーの廉価盤です。ジャケは当時良く使われたGeorge Bartellのイラストです。もう一枚のコンポラ盤"A World Of Piano"と並ぶフィニアスの代表作ですね。


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