67camper's Blog

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チェット・ベイカーと言えば、やはりそのナチュラルなボーカルだ!

2012-06-21 20:57:12 | jazz & vocal

Chet Baker Sings And Plays/Chet Baker
(Pacific Jazz PJ-1202)

 ウェストコーストには優れた白人トランぺッターがいっぱいいますが,やはりチェットの存在は格別です。ブリリアントなトランペットのプレイは勿論ですが,ナチュラルな鼻歌的ボーカルはやはりチェットを聴く上では何にも代え難い強烈な個性に他なりません。今まで東芝が出した国内再発アルバムで聴いていて、大したインパクトを感じなかったチェットのラッパとアンニュイなボーカルは,最近入手したモノラルオリジナル盤で一変しました。ラッパの艶もさることながら,余韻が大きく広がる中性的ボイスには脱帽せざるを得ませんね。

 メンバーがウエストコーストの重鎮で占められているところも見逃せませんね。2つのセッションが録音されておりChet Baker(tp), Bud Shank(fl), Russ Freeman(p), Red Mitchell(b), Bob Neil(ds), Corkey Hale(harp)にストリングスを加えたセットとChet, RussにCurson Smith(b), Bob Neil(ds)のカルテットの演奏が納められています。スタンダード中心の選曲ですが、A面4曲目の"Someone To Wathch Over Me"とB面3曲目の”You Don't Know What Love Is"の2曲は若き日のChetの代表的名唱&名演と言っていいともいます。

 前述のようにモノラルオリジナル盤です。モノクロ中心のジャケットですが,オリジナル盤の写真はものすごくシャープでそれでいて陰影があり,国内盤のジャケ写の階調の悪さにはあらためて辟易としてしまいますね。サウンドについては前述の通り,パーフェクトです!



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2 コメント

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チェットのボーカル (swan)
2012-06-22 14:08:13
チェットのボーカルは有名なChet Baker SingsとリバーサイドのIt Could Happen To You所有してます。特にシングスの方は当方20歳代の頃は結構はまりました。何故か40代の今聴くと何となく恥ずかしくなりますが(笑)むしろチェットのtpプレイにより魅力感じます。シンプルながらよく歌うtpは好きですねー。ご紹介盤は国内盤はよく見ますね。やはりオリジは違いますか!
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やっぱりオリジのもんです! (67camper)
2012-06-22 18:16:55
swanさん,コメントありがとうございます。
チェットのボーカル,改めて聴くと良いですね。10インチ盤はモノでしょうが,ご指摘の有名盤「チェットベイカーシングズ」はジムのオーバーダビング盤ですよね。このアルバムはモノで聴ける12インチとして結構貴重だったりするかもです。音はオリジナルは素晴らしいです。分厚い陰影のあるサウンドはオリジナルならではかも知れませんね。ラッパも良い音でとられていて最高です!
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