67camper's Blog

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このでかいパウエルの顔は圧倒的だ!

2009-05-31 03:59:26 | jazz & vocal
The Lonely One.../Bud Powell
(Verve MV2572 jp.reissue)


 バーブ系のパウエルは全部で7枚あるらしい。どれも有名なアルバムばかりですが,このロンリーワンは地味ながら,とりわけパウエルの顔がジャケットに収まりきらない大きさで捉えられているジャケットが印象的です。恐らくジャズLPのなかでもアーチストの顔がここまで大きく捉えられカバーになったモノはないのでは・・・?と思ってしまいます。

 演奏も55年のもので、A面がGeorge Duvivier(b), Art Taylor(ds)のトリオ。B面はライナーノートではPercy Heath(b), Kenny Clarke(ds), 日本盤解説ではLloyd Trottman(b), Art Blakey(ds)となっています。A面はConfirmation, Star Eyes, Lullaby In Rhythm, Wellow Weep For Meとスタンダード中心に4曲。B面は6曲でパウエルのオリジナル曲3曲とAll The Things You Are, Epistophy, Salt Peanutsの6曲で構成されている。このB面のパウエルの余韻が残るような彼の一音一音がたまらなく高貴でいい感じだ。またモンクのエピストロフィやオリジナルでB-1に配されたモンク風の"Mediocre"に見られるモンクへの挑戦,いや相当に師匠のモンクを意識したプレイが興味深い。これらの曲でも音色の美しさ絶品ですね。得意のオリジナル「異教徒の踊り」の熱気溢れるプレイも捨て難い!

 所有盤は当然ながら国内盤再発です。一度出くわしたが,オリジナルはひどく高価だった。パウエル,やっぱり元祖,はずせない・・・。


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